AstroAI DM6000AR デジタルマルチメーター 取扱説明書

はじめに

AstroAIの真の実効値型6000カウントデジタルマルチメーターをご購入いただきまして誠にありがとうございます。本マルチメーターは、商業の専門家や標準のデジタルメーターでは物足りないというDIY愛好家が安全かつ正確に使用されるように開発されました。本取扱説明書には、デジタルメーターにおけるすべての安全情報、操作手順、仕様、お手入れ手順が記載されています。本機器はAC/DC電圧、AC/DC電流、抵抗、可聴導通性、ダイオード、hFE、周波数、キャパシタンス、温度テストに使用できます。AstroAIをご購入いただき、重ねてお礼申し上げます。不明点や気になることがございましたらsupport@astroai.com宛てにご連絡ください。

⚠️ 本ユーザーマニュアルを熟読し理解してから操作してください。

警告

感電やけがを避けてマルチメーターやテスト対象器具の故障を防止するため、必ず次の事項を守ってください。

  • メーターを使用する前、本体外部の損傷具合を確認してください。メーターが故障または本体外部の部分が外れている状態で使用しないでください。ひびや欠けたプラスチック部分がないか確認してください。特にコネクター部分の絶縁体の状態には十分注意してください。
  • テストリードの絶縁体の破損やむき出しになった金属部分があるかどうかを確認してください。テストリードの導通性を確認してください。
  • メーターに表示された定格電圧を超えて端子間または端子とアース間で使用しないでください。
  • 手動のダイヤルスイッチを正しい位置に合わせた後に計測してください。メーターが故障する恐れがあるため、計測中にダイヤルの位置を変えないでください。
  • メーターがDCで60Vを超える有効な電圧、あるいはACで30V実効値を超える電圧で使用されると感電する恐れがあるため、十分にご注意ください。
  • 計測内容に応じて適切な端子、機能、レンジを使用してください。
  • メーターを高温な環境で保管しないでください。多湿や強い磁気を伴う環境にさらさないでください。メーターの性能が劣化する恐れがあります。
  • テストリードを使用する際、指がフィンガーガードからはみ出ないようにご注意ください。
  • 回路の電源を切断して高電圧なコンデンサをすべて放電させてから、抵抗、導通、ダイオード、hFEをテストしてください。
  • バッテリーインジケーターが表示されたら速やかに電池を交換してください。電池残量が少ない状態で使用すると、測定値が正確に表示されない恐れがあり、感電やけがの原因になります。
  • テストリードをテスト対象の回路から離し、メーターの電源をオフにしてから本体ケースを開けます。
  • メーターを保守するとき、同じ型番または電気仕様の交換部品のみ使用してください。
  • メーターの内部回路を改造しないでください。メーターが故障する恐れがあります。
  • メーター表面を柔らかい布と中性洗剤のみで掃除してください。研磨剤や強力な薬品を使用するとメーターが腐食または故障する恐れがあるため、使用しないでください。
  • 使用しないときはメーターの電源をオフにし、長時間使用しないときは電池を取り出してください。電池を長時間使用しないと液漏れする場合がありますため、定期的に確認してください。液漏れがある場合、速やかに交換してください。電池の液漏れはメーターが故障する原因になります。

同梱品

  • 取扱説明書 ×1
  • テストリード ×1
  • K型熱電対 ×1
  • 多機能コネクター ×1
  • AstroAI 6000カウントマルチメーター ×1

アクセサリー

マグネット式ハンガー

マグネット式ハンガーはメーターを吊してハンズフリー操作を実現します。使用の際、マグネット式ハンガーを垂直に吊すと安定します。

テストリード2本

赤いテストリードを「入力」(INPUT) 差込口に挿入し、黒いテストリードを「COM」差込口に挿入します。テストリードはさまざまなテストに使用され、指示通りにつなげてください。

K型熱電対

温度を計測するとき、赤いテストリードを「入力」差込口に挿入し、黒いテストリードを「COM」差込口に挿入します。メモ:テストリードを逆に挿入しないでください。

多機能コネクター

多機能コネクターを使用してコンデンサとトランジスタの両方を計測します。必ず多機能コネクターを正しく「COM」と「入力」差込口に挿入してください。マイナス端子は多機能コネクターの左側にあり、プラス端子は右側にあります。メモ:テストリードを逆に挿入しないでください。

電気記号

記号意味記号意味
%デューティー比APO自動電源オフ
°F温度(華氏)Hデータホールド
°C温度(摂氏)MAX最大値
hFEトランジスタhFEMIN最小値
導通テストDCDC(直流)
▶️ダイオードテスト~AC(交流)
Ω抵抗-マイナス値
P外部電流テスト(クランプ)ACとDC
++キャパシタンスHz周波数
関連モード?低バッテリー
接地アースFヒューズ
2重絶縁CEEU指令に適合
⚠️警告危険な高電圧を伴う

図面

マルチメーター本体:

1. マグネット式ハンガー: 本体上部に吊り下げ用のマグネット付きハンガー。

2. LCD画面: 測定値を表示するデジタルディスプレイ。

3. 機能ボタン: Select, H/* (Hold/Backlight), Max/Min, Range, Relative (Δ), Hz/Duty ボタン。

4. 10A端子: 最大10Aの電流測定用。

5. µA/mA端子: µAおよびmAレンジの電流測定用。

6. ダイヤル機能スイッチ: 各測定モード(OFF, V-, V~, Ω, ●, →, hFE, ++, P, Hz/Duty, °C/°F)を選択するロータリースイッチ。

7. 入力端子 (INPUT): 電圧、抵抗、電流(µA/mA/10A)、ダイオード、導通、キャパシタンスなどの測定に使用するプラス側入力。

8. COM端子: 全ての測定に使用する共通(マイナス側)入力。

9. シリコンスリーブ: 本体を保護するゴム製カバー。

テストアクセサリー:

10. 2本のテストリード: 赤(プラス)と黒(マイナス)のプローブ。

11. 多機能コネクター: トランジスタや長尺コンデンサのテストに使用。

12. K型熱電対: 温度測定用。

ボタン機能

セレクト (Select) ボタン

ダイヤルスイッチでマルチメーター機能を、さらに具体的な機能を選択する際に使用します。温度、テスト機能、AC/DC電源などに適用されます。

レンジ (Range) ボタン

AC/DC電圧、AC電流、抵抗の測定において、自動レンジと手動レンジの切り替えに使用します。工場出荷時は自動レンジ設定です。手動レンジを選択するには、レンジボタンを連続的に押します。低すぎるレンジを選択すると、値が表示されない場合があります。再度押し続けると自動レンジ設定に戻ります。

最大/最小 (Max/Min) ボタン

計測中にこのボタンを押すと、最大モードに設定され、記録された最大値を表示します。再度押すと最小モードになり、最小値を表示します。押し続けると最大/最小モードを終了します。

ホールドとバックライトボタン (H/*)

計測値を記録しやすくするために押します。もう一度押すとホールド機能が解除されます。このボタンを押すとLCD画面のバックライトが点灯し、もう一度押すと消灯します。

関連 (Relative) ボタン (Δ)

テストリードの抵抗などを取り除き、より正確な測定値を得るために使用します。このボタンを押すだけで機能が有効になり、ディスプレイに小さな三角マーク(Δ)が表示され、値がゼロにリセットされます。もう一度押すと関連モードを終了します。

Hz/デューティーボタン

「Hz/デューティー」機能を使用する際に、周波数計測とデューティー比計測を素早く切り替えます。

準備

導通テスト

a. ダイヤルを「●」設定に合わせ、「セレクト」ボタンを選択して導通モードにします。画面に「●」印が表示されます。

b. 赤と黒のテストリードを接触させて正常に作動することを確認します。正常に作動していれば、ブザーが鳴ります。

操作手順

I. 電圧計測

  1. テストリードを接続します。赤いテストリードを「入力」(INPUT) 差込口に、黒いテストリードを「COM」差込口に挿入します。
  2. 計測する電圧に応じてダイヤルを「V~」(AC) または「V=」(DC) 設定に合わせます。
  3. 回路に接続します。テストリードの一端を、測定が必要な回路に並列に接続します。
  4. 値が表示されます。LCD画面に表示された値を記録します。
  5. 計測が完了したらダイヤルを「OFF」に戻します。

メモ:

  • 小さな測定レンジを選択した際、負荷がかかった状態でテストリードが接続されていない場合、ディスプレイが不安定な結果を示すことがありますが、これは正常な反応です。
  • DC電圧を計測する際、画面の「ー」印で赤いテストリードの極性を判断します。
  • メーター故障を避けるため、DC 600VまたはAC 600Vを超える電圧は計測しないでください。
  • 必要に応じて「レンジ」ボタンで手動設定が可能です。

II. 電流計測

  1. 計測する電流が600mA未満の場合、赤いテストリードを「µA」または「mA」差込口に挿入します。電流が600mA~10Aの場合、赤いテストリードを「10A」差込口に挿入してください。黒いテストリードは常に「COM」差込口に挿入します。
  2. 値の規模に応じてダイヤルを「µA」、「mA」、「A」のいずれかに合わせます。
  3. 「セレクト」ボタンを押してDCまたはAC電流テストを選択します。
  4. テストリードを計測する回路または負荷部分に直列で接続します。
  5. 値が表示されます。LCD画面に表示された値を記録します。
  6. 計測が完了したらダイヤルを「OFF」に戻します。

メモ:

  • 10A AC/DCを超える電流は計測しないでください。
  • 電流をテストするときは、回路に負荷がかかっていることを確認してください。

III. 電流計測 (クランプ使用時)

  1. クランプを使用してAC電流をテストします。黒いテストリードを「COM」差込口に挿入します。電流が600mA未満の場合は赤いテストリードを「µA」または「mA」差込口に、600mA~10Aの場合は「10A」差込口に挿入してください。
  2. ダイヤルを「P」(クランプ電流記号) 設定に合わせます。
  3. テストする回路をクランプで握り、クランプヘッドが完全に閉まるまでトリガーを緩めます。回路がクランプヘッドの中央に位置することを確認してください。
  4. 値が表示されます。LCD画面に表示された値を記録します。
  5. 計測が完了したらダイヤルを「OFF」に戻します。

メモ:

  • 計測時、必ず1本のケーブルがクランプの中央に挟まることを確認してください。
  • クランプに1A/1mVの精度がある前提でメーターが作動します。

IV. 抵抗計測

  1. 黒いテストリードを「COM」差込口に、赤いテストリードを「入力」差込口に挿入します。
  2. ダイヤルを「Ω」設定に合わせます。画面に「MΩ」印が表示されます。
  3. 負荷がかかる計測対象の両端にテストリードを接続します。
  4. 値が表示されます。LCD画面に表示された値を記録します。
  5. 計測が完了したらダイヤルを「OFF」に戻します。

メモ:

  • 抵抗のテスト値が1MΩを超える場合、値が安定するまで数秒かかることがあります。
  • 計測中に抵抗を変更しないでください。
  • 回路の内部抵抗をテストする前、必ず電源がオフでコンデンサが完全に放電されていることを確認してください。

V. 導通テスト

  1. 黒いテストリードを「COM」差込口に、赤いテストリードを「入力」差込口に挿入します。
  2. ダイヤルを「●」設定に合わせて「セレクト」ボタンを押します。その後、導通モードを選択すると画面に「●」印が表示されます。
  3. 赤と黒のテストリードを接触させて正常に作動することを確認します。正常に作動していれば、ブザーが鳴ります。
  4. テストリードを抵抗源または計測対象となる部分の両端に接続します。
  5. 回路の負荷が30Ω未満の場合、ブザーが鳴ります。30Ω以上の場合、LCD画面に負荷値が表示されます。
  6. 計測が完了したらダイヤルを「OFF」に戻します。

VI. ダイオードテスト

  1. 黒いテストリードを「COM」差込口に、赤いテストリードを「入力」差込口に挿入します。
  2. ダイヤルを「→」設定に合わせて「セレクト」ボタンを選択します。その後、ダイオードテストモードを選択すると、LCD画面に「→」印が表示されます。
  3. 赤いテストリードをダイオードのプラスの先端に接続し、黒いテストリードをマイナスの先端に接続します。
  4. メーターにプラス電圧の概数値が表示されます。正しく接続されていない場合、「OL」と表示されます。
  5. 計測が完了したらダイヤルを「OFF」に戻します。

メモ:

  • 正常なダイオードの順方向電圧降下は、シリコンダイオードで0.5~0.7V、ゲルマニウムダイオードで0.15~0.3Vです。
  • 極性の特定方法: マルチメーターを抵抗設定に切り替え、ダイオードの電極に接続し、リードを入れ替えて抵抗値を比較します。

VII. トランジスタテスト

  1. 多機能コネクターをメーターに接続し、マイナス端子を「COM」差込口に、プラス端子を「入力」差込口に挿入します。
  2. 「hFE」設定を選択します。
  3. トランジスタがNPNまたはPNP型かを特定し、エミッタ、ベース、コレクタ端子を特定します。それぞれの端子をアダプターのトランジスタテストコネクターに挿入します。
  4. LCD画面のhFE値を記録してください。
  5. 計測が完了したらダイヤルを「OFF」に戻します。

メモ: メーターと多機能コネクターの接続具合は非常に重要です。

VIII. 温度計測

  1. K型熱電対のマイナス (-) プラグを「COM」差込口に、プラス (+) プラグを「入力」差込口に挿入します。
  2. ダイヤルを「°C/°F」設定に合わせます。
  3. 「セレクトボタン」を押して「℃」または「°F」に切り替えます。
  4. K型熱電対の先端を計測対象の物体に慎重に接触します。
  5. LCD画面の安定した結果を記録します。
  6. 計測が完了したらダイヤルを「OFF」に戻します。

IX. キャパシタンス計測

  1. 黒いテストリードを「COM」差込口に、赤いテストリードを「入力」差込口に挿入します。
  2. ダイヤルを「++」(キャパシタンス記号) 設定に合わせます。
  3. コンデンサを接続し、赤いテストリードをプラス極に、黒いテストリードをマイナス極に挿入します。
  4. LCD画面の結果を記録します。
  5. 計測が完了したらダイヤルを「OFF」に戻します。

メモ: 計測対象のコンデンサが600uFを超える場合、値が安定するために最低10秒必要です。

X. 長いコンデンサ端子のテスト方法

  1. 多機能コネクターをメーターに接続し、マイナス端子を「COM」差込口に、プラス端子を「入力」差込口に挿入します。
  2. ダイヤルを「++」(キャパシタンス記号) 設定に合わせます。
  3. コンデンサのプラス極を多機能コネクターの「入力」差込口に、マイナス極を「COM」差込口に挿入します。
  4. LCD画面の結果を記録します。
  5. 計測が完了したらダイヤルを「OFF」に戻します。

XI. 周波数の計測

  1. 黒いテストリードを「COM」差込口に、赤いテストリードを「入力」差込口に挿入します。
  2. ダイヤルを「Hz/デューティー」設定に合わせます。「Hz/デューティー」ボタンを押して周波数計測またはデューティー比計測に切り替えます。
  3. テストリードを計測対象の回路の両端に接続します。
  4. LCD画面の結果を記録します。
  5. 計測が完了したらダイヤルを「OFF」に戻します。

お手入れ

電池交換

ディスプレイに「?」印が表示される場合、速やかに電池を交換してください。

  • 電源をオフにしてテストリードをメーター本体から外します。
  • スタンドを開いてねじを外します。スタンドを取り外して電池を交換します。
  • NEDA 1604、6F22、または相当する規格の9V電池と交換してください。
  • スタンドを取り付けてねじで固定します。

(画像:電池交換の手順を示す3つの図。左はメーター背面、中央はスタンドと電池、右は電池ボックスを開いた状態。)

ヒューズ交換

ヒューズ交換は稀ですが、通常は誤操作の場合にヒューズが飛びます。

  • 電源をオフにしてテストリードをメーター本体から外します。
  • スタンドを開いてねじを外します。スタンドを取り外してヒューズを交換します。
  • 破損したヒューズを取り外し、同じ規格の新しいヒューズと交換します。
  • スタンドを取り付けてねじで固定します。

(画像:ヒューズ交換の手順を示す3つの図。左はメーター背面、中央はスタンドと2つのヒューズ、右はヒューズホルダーを示す。)

メモ:

  • 破損したヒューズを同じ規格のものと交換します。本メーターは2種類のヒューズを使用します。
  • ヒューズ1: 500mA、600V、φ6×30mm
  • ヒューズ2: 10A、600V、φ6×30mm

仕様

項目内容
デジタルディスプレイ3 5/6桁, 5999
計測速度1秒/2回
LCDサイズ64 × 42mm (2.52×1.65インチ)
レンジ選択自動と手動
極性表示はい
過負荷表示はい
低バッテリー表示はい
操作環境0℃~40℃ (32°F~104°F); <80% RH
保管温度-10℃~50℃ (14°F~122°F); <85% RH
電源9V 6F22 ×1個(付属)
重量約 320 g/0.71 lbs
安全/適合性EN 61010-1 CAT III 600 V、CATII 1000 V
寸法190 × 86 × 40 mm (7.48 × 3.39 × 1.57 インチ)

詳細仕様

• 23℃ ± 5℃、80%RH未満で保管した場合、精度は1年間維持されます。

I. DC電圧 (自動レンジ設定)

レンジ分解能精度
600mV0.1mV± (0.8% + 5)
6V1mV± (0.8% + 3)
60V10mV
600V100mV± (1.0% + 5)
1000V1V
  • 入力インピーダンス: 10MΩ
  • 過負荷保護: 600V DC/AC RMS
  • 最大入力電圧: 600V DC
  • CATIIでDCV 1000V計測

II. AC電圧 (自動レンジ設定)

レンジ分解能精度
600mV0.1mV± (1.2% + 8)
6V1mV± (1.2% + 6)
60V10mV
600V100mV± (1.2% + 8)
750V1V
  • 周波数範囲: 40Hz~400Hz
  • 過負荷保護: 600V DC/AC RMS
  • CATIIIでACV 750V計測
  • 最大入力電圧: 600V AC RMS CAT III

III. 温度

レンジ分解能精度
-40~1370°C1°C-40 °C~ 150 °C: ± (1.0% + 4)
-40°F~302°F1°F± (5.0% + 4)
302°F~2000°F±(2.5% + 3)

過負荷保護: F0.5A/600Vヒューズ

IV. DC電流

レンジ分解能精度
600μA0.1μA± (0.8% + 5)
6000μA1μA
60mA10μA
600mA100μA± (1.5% + 3)
6A1mA
10A10mA

過負荷保護:

  • 「mA」差込口: F0.5A/600V ヒューズ
  • 「10A」差込口: F10A/600V ヒューズ

最大入力電流:

  • 「mA」差込口: 500mA
  • 「10A」差込口: 10A

(5A超える計測の場合:時間<10秒、15分以上の間隔) 電圧降下:

  • 600μA、60mA: 60mV、
  • 6000μA、600mAと10Aレンジ: 600mV

V. トランジスタ hFEテスト (アダプター使用)

レンジhFEテスト電流テスト電圧
PNP & NPN0~1000Ib≈2µAVce≈1V

VI. AC電流

レンジ分解能精度
600μA0.1μA± (1.5% +8)
6000μA1μA
60mA10μA
600mA100μA± (2.0% + 10)
6A1mA
10A10mA

過負荷保護:

  • 「mA」差込口: F0.5A/600Vヒューズ
  • 「10A」差込口: F10A/600Vヒューズ

最大入力電流:

  • 「mA」差込口: 500mA
  • 「10A」差込口: 10A

(5A超える計測の場合:時間<10秒、15分以上の間隔) 電圧降下:

  • 600µA、60mAレンジ: 60mV
  • 6000µA、600mA、10Aレンジ: 600mV
  • 周波数レンジ: 40Hz~400Hz

VII. 抵抗 (自動レンジ設定)

レンジ分解能精度
600Ω0.1Ω± (1.5% + 3)
6KΩ
60KΩ10Ω
600KΩ100Ω± (1.5% + 5)
6MΩ1KΩ
60MΩ10KΩ
  • 開回路電圧: 約0.25V
  • 過負荷保護: 250V DC/AC RMS

VIII. クランプ (DT3303オプション) を介した600A AC電流

レンジ分解能精度
600 A1 mV/10 A± (2.5% + 10)
200 A1 mV/1 A

IX. ダイオードと導通

レンジ導入備考
▶️順方向電圧降下の概数値が表示されます開回路電圧: 約1.5V
抵抗が約30 Ωを下回る場合、埋込型ブザーが鳴ります開回路電圧: 約0.5V

過負荷保護: 250V DC/AC RMS

X. キャパシタンス

レンジ分解能精度
60nF10pF± (8% + 5)
600nF100pF
6uF1nF
60uF10nF
600uF100nF
6mF1uF
20mF10uF
  • 過負荷保護: F0.5A/600Vヒューズ
  • 開回路電圧: 約0.5V

XI. 周波数 (自動レンジ設定)

レンジ精度
10 Hz~10 MHz±(1.0%+5)

過負荷保護: 250V DC/AC RMS

リサイクル

使用できなくなった製品を廃棄する場合、お住まいの自治体の法律に従って再利用可能な部分をリサイクルしてください。

保証期間

AstroAIの3年保証

すべてのAstroAIデジタルマルチメーターは材質と品質において欠陥がないことを保証します。本保証はヒューズや使い捨て電池の他に、怠り、誤用、汚染、改造、事故、あるいは異常な状況で操作や取扱いによる故障を対象外とし、本マルチメーターの定められた規格を超える電圧過度による故障や機械部分の通常劣化も含まれます。本保証は製品を購入された方のみを対象としており、他人に移行することは認められません。本製品に欠陥があった場合、AstroAIカストマーサポートのsupport@astroai.com 宛てにご連絡ください。

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