SONICWARE LIVEN 8bit warps ユーザーマニュアル
モデル: LVN-010-UM-01-JA
はじめに・安全情報
FCC規制に関する警告 (米国向け)
この装置は、FCC規則のパート15に準拠してテストされ、クラスBデジタル装置の制限を満たしていることが確認されています。これらの制限は、住宅設備における有害な干渉に対して合理的な保護を提供するように設計されています。この装置は、無線周波数エネルギーを生成、使用、放射する可能性があり、指示に従って設置・使用されない場合、無線通信に有害な干渉を引き起こす可能性があります。ただし、特定の設置環境で干渉が発生しないという保証はありません。この装置が無線またはテレビの受信に有害な干渉を引き起こす場合(装置の電源をオフ・オンすることで判断できます)、ユーザーは以下のいずれかの方法で干渉を修正することをお勧めします。
- 受信アンテナの向きを変えるか、場所を移動する。
- 装置と受信機の間の距離を離す。
- 受信機が接続されている回路とは異なる回路のコンセントに装置を接続する。
- 販売店または経験豊富なラジオ/テレビ技術者に相談する。
法的免責事項
株式会社ソニックウェア(以下「SONICWARE」といいます)は、本文書が正確かつ最新のものであることを確保すべく努力致しますが、本文書に掲載されている内容に起因するいかなる賠償要求や損失に対してもその責任を一切負わないものとします。また、本文書の情報は、予告なく変更される可能性があります。SONICWARE は、随時、製品の仕様、プログラムの変更する権利を保有するものとします。SONICWAREは、本文書に示されるすべての誤りの責任を負いません。SONICWAREは、契約、不注意、その他の行為に関わらず、本文情報の使用または機能、性能から生じるいかなる損害に対しても、責任を負いません。
著作権、登録商標について
- SONICWAREは株式会社ソニックウェアの登録商標です。
- MIDIは社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
- 本文書内のその他の会社名、製品名、規格名、登録商標は、それぞれの所有者に帰属します。
- 本文書内のすべての商標および登録商標は各所有者の著作権を侵害する意図はなく、識別のみを目的として記載されております。
- 他の者が著作権を保有する音声ファイル、CD、レコード、ビデオ、テープ、放送、ストリーミング、作品などから録音する場合、私的使用の場合を除き、権利者に無断での使用は法律で禁止されています。
- 著作権法違反に対する処置に関して、株式会社ソニックウェアは一切の責任を負いません。
安全に関する重要な注意事項
安全にご使用頂き、事故を未然に防ぐために、以下の注意事項を必ずお読みください。
<警告>この注意事項を守らないと使用者が死亡または重症を負う危険がある内容を示しています。
- ACアダプターでの動作コンセントや配線器具の定格を超える使い方はしないでください。雷が発生しているとき、長期間使用しないときは ACアダプターをコンセントから抜いてください。
- 電池での動作市販の 1.5V 単三乾電池を使用してください。ご使用の電池の注意事項をよくお読みになってください。電池の+/-極を正しく挿入してください。新しい電池と古い電池や種類の違う電池を同時に使用しないでください。長期間使用しないときは、電池を取り外してください。液漏れが発生したら、電池ボックスや端子に付いた液をよく拭き取ってください。
- ケースを開け分解、改造を加えないでください。
- 落としたり、衝撃や無理な力を加えたりしないでください。
- 液体をかけたり入れたりしないでください。
- 異物がケース内に入らないようにしてください。
- 大音量で使用しないでください。聴力損失の原因となりうる大音量が発生する可能性があります。
- 本体を輸送する場合は、購入時の個装箱と緩衝材をご使用ください。
- 本体の電源が入っている間は、布やビニールなどで包まないでください。
- 電源コードが踏まれたり、圧力がかかったりしないようにしてください。
- 下記の環境ではご使用にならないでください。故障の原因になります。
- 直射日光のあたる場所、40℃を超える環境、コンロなどの熱源の近く
- 温度が極端に低いところや高いところ
- 湿度が極端に高いところ、水のかかるところ
- 振動の多いところ、砂やほこりの多いところ
- 故障や異常が発生した場合は、すぐに電源を切りご使用をおやめください。
<使用上の注意>
この注意事項を守らないと使用者が怪我や物的損害の発生が想定される内容を示しています。
- ケーブルを接続するときや本体の電源を操作するときは、接続している各機器の入力レベルを最小にするか電源を OFF にしてください。
- お手入れ画面やケースが汚れたときは、柔らかいクロスで力を入れず乾拭きしてください。薬品(アルコール、ベンジン、シンナー、クレンザーなど含む)を使用しないでください。汚れが落ちない場合は、水で布を少しだけ湿らせよくしぼってから、拭いてください。製品が完全に乾くまで電源を入れないでください。
演奏の準備
各部の名称
[電源部]
- POWER スイッチ: 電源のオン/オフ
- DC9V ジャック: ACアダプター接続用
[コントロール部]
- メインノブ: パラメーター調整用
- ディスプレイ: 設定値や情報を表示
- VALUE ノブ: パラメーターの選択・調整
- TEMPO ノブ: テンポ設定用
- ステップ LED: ステップシーケンサーのステップ表示
- 鍵盤キー: 音階演奏、ステップ入力、各種機能選択用
- SHIFT キー: 他のキーと組み合わせて機能拡張
- LOOPER キー: ルーパーモードのオン/オフ
- MEM キー: パッチメモリーの保存・呼び出し
- PTN キー: パターン関連操作
- CLR/CANCEL キー: キャンセル、初期化
- OK キー: 決定
- その他各機能キー (WARP, ATTACK, MORPH, FM, FILTER, FX, REVERB, POLY, ARP, MONO, SEQ MODE, CAPTURE, WAVE EDIT, NOTE, PTN-LENGTH, TRANSPOSE, LOOP, METRO, PRE COUNT, CLOCK, MIDI, DATA, SYSTEM)
[入出力端子]
- SYNC IN/OUT: 外部機器とのテンポ同期用
- MIDI IN/OUT: MIDI信号の送受信用
- LINE IN/OUT: オーディオ信号の入出力用
- ヘッドフォンジャック: ヘッドフォン接続用
[接続図]
図の説明: LIVEN 8bit warps を中心に、ACアダプター、スピーカー、ヘッドフォン、MIDIキーボード、外部オーディオ機器(コンピューター、他のシンセサイザーなど)との接続例を示した図。
※接続するケーブル類は3m以下のものを使用してください。
基本操作
全体の音量を調整する
- VOL ノブを回します。
- ディスプレイに音量が表示されます。中央(63~64)が 0dB で、-∞~+6dB の範囲で変更できます。調整範囲は 0~127 です。
オクターブ範囲を変える
キー(1オクターブ下がる)、 キー(1オクターブ上がる)を押します。 - 標準のオクターブ範囲から -3 オクターブ~ +3 オクターブの範囲で変更できます。オクターブの範囲によって OCT キーが、緑(±1)→オレンジ(±2)→赤(±3)と変化します(標準は消灯)。
ノブの基本操作
ノブを回すと大文字で印字されたパラメーターが変化します。SHIFT キーを押しながらノブを回すと小文字で印字されたパラメーターが変化します。
パッチメモリーを変えて演奏する
キーを押すと、選択中のパッチメモリーに対応したステップ LED が点灯します。 キー(1~16、17~32、33~48、49~64、65~80、81~96、97~112、113~128)を押して、パッチメモリーの範囲を選択します。 - ステップキーを押して、パッチメモリーを選択します。
- ディスプレイにパッチ番号が表示されます。VALUE ノブを回してパッチメモリーを選択することもできます。
- SHIFT キーを2回押すと、
キーがオレンジ色に点灯し、パッチメモリーを続けて選択できるようになります。
ノートのベロシティーを調整する
- VELO ノブを回します。
- ディスプレイにパラメーターが表示されます。調整範囲は 0~127 です。
ノートをスイープさせて演奏する
- SHIFT キーを押しながら、
キー(スイープダウン)、 キー(スイープアップ)を押します。 - もう一度押すと解除されます(OCT/SWEEP < キー、OCT/SWEEP > キーが消灯します)。スイープを有効にしてレコーディングされたパターンでは、パターン再生時にもスイープされます。
鍵盤をホールドする
- SHIFT キーを押しながら鍵盤を弾くとホールドされます。
- もう一度同じ鍵盤を弾くと解除されます。
- CLR/CANCEL キーを押しながら SHIFT キーを押すとすべての鍵盤のホールドが解除されます。
音色の調整
パッチメモリーを初期化する
- CLR/CANCEL キーを押しながら、INIT キーを押します。
- ディスプレイに CLR が表示されます。
パッチメモリーを保存する
- SAVE キーを押しながら、MEM キーを押すと赤に点灯します。選択中のパッチメモリーに対応したページキーと、ステップ LED が点灯します。
- ページキーとパッチメモリー番号の対応は以下の通りです。
- パッチメモリー 1~16:
キーが緑に点灯 - パッチメモリー 17~32:
キーが緑に点灯 - パッチメモリー 33~48:
キーが緑に点灯 - パッチメモリー 49~64:
キーが緑に点灯 - パッチメモリー 65~80:
キーがオレンジに点灯 - パッチメモリー 81~96:
キーがオレンジに点灯 - パッチメモリー 97~112:
キーがオレンジに点灯 - パッチメモリー 113~128:
キーがオレンジに点灯
- パッチメモリー 1~16:
キーまたは選択中のパッチメモリーに対応したステップキーで、保存先のパッチメモリーの範囲を選択し、任意の番号のステップキーを押して保存します。 - 「DONE」が表示されます。VALUE ノブを回して
キーを押すことで保存することもできます。 - プリセットパッチの詳細はプリセットパッチ一覧(別ファイル)を参照してください。
- 音色の調整を行った後にパッチメモリーの保存操作を行わないと調整結果が保存されません。CLR/CANCEL キーで保存をキャンセルできます。
パッチメモリーをリロードする
- RELOAD キーを押します。
- 選択中のパッチメモリーに対応したページキーが緑/オレンジに、ステップ LED が点灯します。
キーまたは選択中のパッチメモリーに対応したステップキーを押します。 - パッチメモリーをリロードすると音色は最後に保存した状態に戻ります。
シンセエンジンを変更する
- SYNTH ENGINE キーを押し続けると、選択中の SYNTH ENGINE の LED が点灯します。
- SYNTH ENGINE のいずれかのキーを押します。
- ディスプレイにシンセエンジン名が表示されます。シンセエンジンは4種類から選択できます。
- WARP: 2種類の波形がクロスフェードするシンセ
- ATTACK (ATK 表示): 設定された打鍵からの切り替わり時間の前とそれ以降で波形が切り替わるシンセ
- MORPH (MRPH 表示): 3つの波形が順々にモーフィングするシンセ
- FM: FM音源ライクな 8bit 波形メモリシンセ
シンセエンジンを調整する
- メインノブ 1~3 を回します。(P28 参照)
- ディスプレイにパラメーターが表示されます。
- SHIFT キーを押しながら各ノブを回すことで、シンセエンジン の他の項目を調整できるようになります。
- プリセット波形はプリセット波形一覧(別ファイル)を参照してください。
デチューン量を調整する
- メインノブ 4 (DETUNE/mem level) を回します。
- ディスプレイにデチューン量が表示されます。調整範囲は -16~16 です。
エイリアスノイズを ON/OFF する
- SHIFT キーを押しながら、ALIAS NOISE キーを押します。
- エイリアスノイズの ON/OFF 状態によって ALIAS NOISE キーの LED が点灯/消灯します。
- ディスプレイに ON/OFF が表示されます。
フィルターを ON/OFF する
- SHIFT キーを押しながら、ACTIVE キーを押します。
- ON/OFF 状態によって ACTIVE キーの LED が点灯/消灯します。
- ディスプレイにフィルターのタイプ/OFF が表示されます。
フィルターのタイプを変更する
- SHIFT キーを押しながら、FILTER のいずれかのキーを押します。選択されているフィルタータイプの LED が点灯します。(BPF は SHIFT キーと BPF キーの LED が点灯)
- BPF を選択するには、SHIFT キーと BPF キーを同時に押します。
- ディスプレイにフィルターのタイプ名が表示されます。フィルターは3種類から選択可能です。
- LPF: 高域をカットするフィルター
- HPF: 低域をカットするフィルター
- BPF: 特定の帯域のみを通過させるフィルター
フィルターのカットオフ周波数を変更する
- CUTOFF/speed ノブを回します。
- ディスプレイにパラメーターが表示されます。調整範囲は 0~127 です。周波数は 0~2 オクターブの範囲で変化します。
フィルターのレゾナンスを調整する
- RESO/shift ノブを回します。
- ディスプレイにパラメーターが表示されます。BPF では帯域幅になります。調整範囲は 0~127 です。0.1~10 の範囲でレゾナンスが変化します。BPF では 0.1~2.0 オクターブの範囲で帯域幅が変化します。
LFO の速さを調整する
- RATE/speed ノブを回します。
- ディスプレイにパラメーターが表示されます。LFO からは Sin 波が出力されます。調整範囲は 0~127 です。周波数は 0.1~30Hz の範囲で変化します。
ピッチ用の LFO の変化量を調整する
- PITCH/amount ノブを回します。
- ディスプレイにパラメーターが表示されます。調整範囲は 0~127 です。0~2 オクターブの範囲で変化します。
フィルターカットオフ周波数用の LFO の変化量を調整する
- FLTR CO/reverb ノブを回します。
- ディスプレイにパラメーターが表示されます。調整範囲は 0~127 です。
エンベロープジェネレータを調整する
- ATTACK/decay、RELEASE/sustain ノブを回します。
- ディスプレイにパラメーターが表示されます。decay、sustain を変更するには SHIFT キーを押し続けたまま ATTACK/decay、RELEASE/sustain ノブを回します。調整範囲は 0~127 です。ATTACK、decay、RELEASE は 0~5000ms の範囲で時間が変化します。sustain は 0~100%で変化します。
エフェクトタイプとパラメーター
エフェクトタイプを変更する
- SHIFT キーを押しながら、エフェクトキーを押してエフェクトを選択します。エフェクトが OFF 以外のときはキーが点灯します。
- ディスプレイにエフェクトタイプ名が表示されます。エフェクトタイプは5種類から選択できます。
- 1. OFF
- 2. CHORUS (CHRS 表示)
- 3. FLANGER (FLNG 表示)
- 4. DELAY (DLY 表示)
- 5. CRUSH (CRSH 表示)
エフェクトのパラメーターを変更する
- SHIFT キーを押しながら、RATE/speed ノブ、PITCH/amount ノブを回します。
- ディスプレイにパラメーターが表示されます。speed はエフェクトの時間変化、amount はエフェクトの効きが変化します。調整範囲は 0~127 です。
リバーブタイプを変更する
- SHIFT キーを押しながら、REVERB キーを押してリバーブを選択します。リバーブが OFF 以外のときは REVERB キーの LED が点灯します。
- ディスプレイにリバーブタイプ名が表示されます。リバーブタイプは8種類から選択できます。
- 1. OFF
- 2. HALL
- 3. ROOM
- 4. ARENA (ARNA表示)
- 5. PLATE (PLAT 表示)
- 6. TUNNEL (TNNL 表示)
- 7. INFINITY (INF 表示)
- 8. TAPE
リバーブのパラメーターを変更する
- SHIFT キーを押しながら、FLTR CO/reverb ノブを回します。
- ディスプレイにパラメーターが表示されます。TAPE の場合は、ノイズのミックス量とワウフラッターのかかり具合が変化します。リバーブのミックス量とダイレクト音が変化します。調整範囲は 0~127 です。
スイープのスピードを変更する
- SHIFT キーを押しながら、CUTOFF/speed ノブを回します。
- ディスプレイにパラメーターが表示されます。調整範囲は 1~7 です。スイープが1段階変化する時間は下記となります。
- 1. 7.8ms
- 2. 15.6ms
- 3. 23.4ms
- 4. 31.3ms
- 5. 39.1ms
- 6. 46.9ms
- 7. 54.7ms
スイープのシフト量を変更する
- SHIFT キーを押しながら、RESO/shift ノブを回します。
- ディスプレイにパラメーターが表示されます。調整範囲は 0~7 です。
ボイスモードとアルペジエーター
ボイスモードを変更する
- SHIFT キーを押しながら、POLY キー、MONO キーを押してボイスモードを選択します。選択されたボイスモードの LED が点灯します。(ARP は PLY キーと MONO キーの LED が点灯)
- ディスプレイにボイスモード名が表示されます。ボイスモードは3種類から選択できます。
- 1. POLY: 最大6ボイス同時出力のモード
- 2. MONO: 1ボイス出力のモード
- 3. ARPEGGIATOR (ARP 表示): 押さえている鍵盤を1音ずつ発音するモード
レガートの速度を変更する
- SHIFT キーを押しながら、MONO キーを押してボイスモードの MONO を選択します。
- SHIFT キーを押しながら、VELO/voice adj ノブを回します。
- ディスプレイにパラメーターが表示されます。調整範囲は 0~127 です。0~10000ms の範囲で時間が変化します。
アルペジエーターのタイプを変更する
- SHIFT キーを押しながら、FUNC キーと ARP キーを同時に押してアルペジエーターを選択します。
- SHIFT キーを押しながら、VELO/voice adj ノブを回して、アルペジエーターのタイプを選択します。
- ディスプレイにタイプ名が表示されます。アルペジエーターのタイプは12種類から選択できます。
- 1. UP: 低い音→高い音……………
- 2. DOWN: 高い音→低い音……………
- 3. UP DOWN (UP.DN 表示): 低い音→高い音→低い音→高い音……………
- 4. DOWN UP (DN.UP 表示): 高い音→低い音→高い音→低い音………………
- 5. UP&DOWN (U.A.D 表示): 低い音→高い音→高い音→低い音→低い音→高い音→高い音→低い音………………
- 6. DOWN&UP (D.A.U 表示): 高い音→低い音→低い音→高い音→高い音→低い音→低い音→高い音……………
- 7. RANDOM (RND 表示): ランダムに発音
- 8. UP+1 (UP+1 表示): 低い音→高い音→低い音の1オクターブ上→高い音の1オクターブ上…………
- 9. UP+2 (UP+2 表示): 低い音→高い音→低い音の2オクターブ上→高い音の2オクターブ上…………
- 10. DOWN-1 (DN-1 表示): 高い音→低い音→高い音の1オクターブ下→低い音の1オクターブ下…………
- 11. DOWN-2 (DN-2 表示): 高い音→低い音→高い音の1オクターブ下→低い音の1オクターブ下→高い音の2オクターブ下→低い音の2オクターブ下……………
- 12. PLAY ORDER (P.O 表示): 鍵盤の押下順番通りに発音
パッチメモリーの音量を変更する
- SHIFT キーを押しながら、DETUNE/mem level ノブを回します。
- ディスプレイにパラメーターが表示されます。調整範囲は 0~127 です。中央が 0dB で -∞~+12dB の範囲で変更できます。
波形の作成と編集
波形の編集をする(イージーモード)
- WAVE EDIT キーを押します。SHIFT キーを押しながら、WAVE EDIT キーを押します。選択されている波形の位置のページキーが点灯、ステップ LED が点灯します。
- 「EDIT」と表示されます。
- VALUE ノブを回して、波形を選択します。
- SHIFT キーを押しながら、EASY キーを押して、EASY を選択します。
- VALUE ノブを回して、編集するサンプル位置を選択します。選択したサンプルの値によってステップ LED 1~16 が点灯/消灯します。
- ディスプレイにサンプル位置が表示されます。サンプル位置の範囲は 1~32 です。
- ステップキーを押して、パラメーターを設定します。ステップキーと値の関係は以下の通りです。
- ステップキー 1: -128
- ステップキー 2: -112
- ステップキー 3: -96
- ステップキー 4: -80
- ステップキー 5: -64
- ステップキー 6: -48
- ステップキー 7: -32
- ステップキー 8: -16
- ステップキー 8 & 9: 0
- ステップキー 9: 16
- ステップキー 10: 32
- ステップキー 11: 48
- ステップキー 12: 64
- ステップキー 13: 90
- ステップキー 14: 96
- ステップキー 15: 112
- ステップキー 16: 127
- 波形編集時のオートステップが有効になっていると、ステップキーを押した後に自動で次のサンプル位置に移動します(p.12「波形の編集時にサンプルを自動で進める(波形編集時のオートステップ)」参照)。
- 手順⑤⑥を繰り返し、SHIFT キーを押します。
- VALUE ノブを回して、保存先の波形番号を選択します。
- SHIFT キーを押すと、波形が保存され波形編集モードから抜けます。
波形の編集時にサンプルを自動で進める(波形編集時のオートステップ)
- 「波形の編集をする(イージーモード)」の手順①~④を行います。
- AUTO STEP キーを押します。イージーモード時で auto step が有効な場合はキーが赤に点灯します。
- 波形編集モードではイージーモード時のみ変更可能です。
波形の編集をする(アドバンスドモード)
- 「波形の編集をする(イージーモード)」の手順①~③を行います。
- SHIFT キーを押しながら、ADV キーを押して、ADV を選択します。
- ステップキーを押して、編集するサンプル位置を選択します。選択されたステップのステップ LED が点灯します。
- SHIFT キー(1~16)、SHIFT キー(17~32)でページを選択します。
波形をクリアする
- 「波形の編集をする(イージーモード)」の手順①~④を行います。
- SHIFT キーを押しながら、CLR/CANCEL キーを押します。
- 選択されている波形番号の波形データが全て 0 になります。波形の編集を続けて行えます。
- 「CLR」と表示されます。
波形をロードする
- 「波形の編集をする(イージーモード)」の手順①~④を行います。
- SHIFT キーを押しながら、LOAD キーを押します。
- VALUE ノブを回して、ロード元の波形番号を選択します。
- ページを選択してからステップキーを押すことで波形を選択することもできます(ページ 1~4 がプリセット波形、ページ 5~8 がユーザー波形)。ディスプレイにプリセット波形名、ユーザー波形番号(U-+番号)が表示されます。選択範囲はプリセット波形 1~63、U-01~ U64 です。
- COPY キーを押すと、波形がコピーされ波形編集モードに移動します。
シンセエンジンの波形を取り込む(キャプチャーモード)
- SHIFT キーを押しながら、CAPTURE キーを押します。
- VALUE ノブを回して、保存先の波形番号を選択します。
- シンセエンジンが WARP と FM のときのみキャプチャーモードに入ります。「CPTR」と表示されます。
- SHIFT キー(U-01~U-16)、SHIFT キー(U-17~U-32)、SHIFT キー(U-33~U-48)、SHIFT キー(U-49~U-64)でページを選択してからステップキーを押すことで波形を選択することもできます。ディスプレイに波形番号が表示されます(U-+番号)。選択範囲は U-01~U-64 です。
- SHIFT キーを押して、通常モードに戻ります。
ステップシーケンサーの再生と録音
パターンの再生
- PLAY キーを押します。
- PLAY キーをもう一度押すと再生が停止します。再生位置のステップ LED は、消灯の場合は点灯し、点灯の場合は消灯します。現在の再生位置に対応したページキーが赤に点灯し、それ以外は緑またはオレンジに点灯します。
- パターン再生中にページキーを押すとページが固定され赤に点灯し、SHIFT キー(または LOOPER, MEM, PTN キー)を押すと解除されます(固定中のページ以外は、再生ポジションになった場合は停止中と同じ色で高速点滅し、再生ポジションではない場合には停止中と同じ色で点滅します)。
- ページキーとステップの対応は以下の通りです。
- パターン 1~16:
キーが緑に点灯 - パターン 17~32:
キーが緑に点灯 - パターン 33~48:
キーが緑に点灯 - パターン 49~64:
キーが緑に点灯 - パターン 65~80:
キーがオレンジに点灯 - パターン 81~96:
キーがオレンジに点灯 - パターン 97~112:
キーがオレンジに点灯 - パターン 113~128:
キーがオレンジに点灯
- パターン 1~16:
- LENGTH キーを押しながら SHIFT キーを押すと、パターンの長さを変更できます。VALUE ノブを回して、長さを変更します。ディスプレイに長さ(ステップ数)が表示されます。調整範囲は 1~128 です。
パターンの選択
- PTN キーを押します。
- 現在選択されているパターンを選択すると、パターンがリロードされます(エディット中の設定がクリアされます)。
- SHIFT キー(1~16、17~32、33~48、49~64)を押して、パターンの範囲を選択します(選択したページキーが緑/オレンジに点灯)。
- ページ 5~8 を選択するには、SHIFT キー(65~80、81~96、97~112、113~128)を2回押します(ページキーはオレンジに点灯します)。
- ページキーとステップの対応は以下の通りです。
- パターン 1~16:
キーが緑に点灯 - パターン 17~32:
キーが緑に点灯 - パターン 33~48:
キーが緑に点灯 - パターン 49~64:
キーが緑に点灯 - パターン 65~80:
キーがオレンジに点灯 - パターン 81~96:
キーがオレンジに点灯 - パターン 97~112:
キーがオレンジに点灯 - パターン 113~128:
キーがオレンジに点灯
- パターン 1~16:
パターンを複数選択して順番に再生する(チェイン再生)
- PTN キーを2回押します(オレンジに点灯)。
- SHIFT キー(1~16、17~32、33~48、49~64)を押して、パターンの範囲を選択します(選択したページキーが緑/オレンジに点灯)。
- ステップキーを押して、再生させたい順番でパターンを選択します。選択されたパターンのステップ LED が点灯し、パターン番号がディスプレイに表示されます。SHIFT キーを押すと、選択された順番でパターンが再生されます。
- 最後のパターンまで再生されると最後のパターンがループ再生されます。PTN キーをもう一度押すとチェイン再生から抜けます。選択したパターンのステップキーをもう一度押すと選択が解除されます。チェイン再生中は STUTTER モードは使用できません。
パターンを初期化する
- CLR/CANCEL キーを押しながら、INIT キーを押します。
- 「CLR」が表示されます。パターンのノートとパラメーターロック情報が全て消去されます。
ステップレコーディングをする
- REC キーを押します(赤に点灯)。現在地のステップ LED が点滅し、ノートが入力されているステップはステップ LED が点灯します。
- SHIFT キー(1~16、17~32、33~48、49~64)を押して、ページを選択します(選択したページキーが赤に点灯)。
- ステップキーを押して、ノートを入力します。入力されているノートが発音され、ステップ LED が点滅します。
- VALUE ノブを回すとステップ位置を移動できます(移動時にステップのノートが発音されます)。
- 鍵盤を弾きます。押下した鍵盤のノートが発音されます(Sustain で鳴り続けます)。
- タイ付きノートを入力するには、TIE キーを押しながら STEP キーを押し、tie を有効にします。
- ステップに入力されているノートと同じノートを入力するとノートが消去されます。
- タイ付きノートを入力するには、TIE キーを押しながら STEP キーを押し、tie を有効にします。
- 鍵盤を弾いたまま別のステップキーを押す(ページをまたぐことも可能)と、そのステップまでのタイ付きノートになります(タイ付きノートが入力されたステップ間に同じノートがあった場合は上書きされます)。
- CLR/CANCEL キーを押しながらステップキーを押すと、そのステップキーのノートとパラメーターロックの情報が消去されます(押下したステップにタイ付きノートがあった場合は、そのタイ付きノートは分割されずに全て消去されます)。
- SHIFT キーを押しながら AUTO STEP キーを押してオートステップを ON にすると、全ての鍵盤をリリースした後に次のステップに自動で移動し、移動したステップのノートが発音されます(シーケンサーのオートステップ)。
- 上書きモードの時は、鍵盤を弾いたときにステップのノートが上書きされます(p.18「レコーディング時にステップを上書きする(上書きモード)」参照)。
- タイ付きノートは最終ページと1ページをまたげません。
- タイ付きノートの入力時に現在のステップより手前位置のステップを押下すると逆転します。
- CLR/CANCEL キーは REC 中でなくても有効です。
リアルタイムレコーディングをする
- REC キーを押した後、REALTIME キーを押します。
- パターンが再生されるので、入力する位置で鍵盤を弾きます。
- 入力する位置のステップキーを押します。入力されているノートが発音され、ステップ LED が点滅します。
- プリカウントが設定されている場合、プリカウント後に再生が始まります(ディスプレイにプリカウントが表示されます)。
- 上書きモードの時は、鍵盤を弾いたときにステップのノートが上書きされます(p.18「レコーディング時にステップを上書きする(上書きモード)」参照)。
ノートをステップに直接入力する
- SHIFT キー(1~16、17~32、33~48、49~64)を押して、ページを選択します。
- パターン再生中にページキーを押すとページが固定され、SHIFT キーを押すと解除されます。
- ノートを入力したいステップのステップキーを押しながら、鍵盤を弾きます。
- 鍵盤を弾きながらステップキーを押すことでノートをステップに直接入力することもできます。
- リアルタイムレコーディング中はノートを直接入力することはできません。
- パターンの再生中にステップキーを押しながら鍵盤を弾く場合は、入力するノートは鳴りません。
- STUTTER モードではノートの直接入力はできません。
パターンを保存する
- SHIFT キーを押しながら、PTN キーを押します。
- SHIFT キーを押して、ページを選択します。
- ステップキーを押して、保存先を選択します。
- 「DONE」が表示されます。他のモードキー、SHIFT キーまたは CLR/CANCEL キーを押すとパッチメモリーの保存をキャンセルできます。VALUE ノブを回して保存先のパターン番号を選択することもできます(ENTER キーで決定)。
ルーパーの再生と録音
ルーパーモードに入る
- LOOPER キーを押します(緑に点灯)。
ルーパートラックに新規録音する
- SHIFT キー、SHIFT キー、SHIFT キー、SHIFT キーを押します(ページキーが赤に点滅)。
- SHIFT キーがトラック 1、SHIFT キーがトラック 2、SHIFT キーがトラック 3、SHIFT キーがトラック 4 になります。
- トラック 4 は外部入力専用のトラックで、LINE IN の入力が録音されます。
- ディスプレイに録音の残りのステップ数が表示されます(128~0 ステップ、表示は R128~RO)。
- 0 カウントで録音が終了し、ループ再生が始まります。録音を行ったページキーが緑に点灯します。
- 録音終了後はパターンがミュートされ(SHIFT キーがオレンジに点滅)、SHIFT キーを押しながら SHIFT キーを押すとミュート解除、STOP キーを押すとパターンが停止します(パターン変更でもミュートが解除されます)。
- 録音中に録音中のルーパートラックのページキーを押すと録音をキャンセルします。
- 録音時間がトラックに録音できる最大時間を超えた場合、録音が停止し、録音結果は破棄されます(ディスプレイに FULL と表示されます)。
- 録音後にテンポを変えた場合、パターンの再生と同期が取れない状態になります。
- パターン再生中にページキーを押すと、設定されたルーパーのクオンタイズでルーパーの録音が開始されます。
ルーパートラックに上書き録音する
- SHIFT キーを押しながら録音データがあるトラックのページキーを押すと上書き録音されます。
ルーパートラックに連続して録音する
- 録音中に録音データがない他のページキーを押すと該当のルーパートラックが再生待機状態になります。
シーケンサーと連動させずに録音する
- パターンの停止中に SHIFT キーを押しながらページキーを押すとすぐに録音を開始します。
- 複数のトラックキーを押していた場合は、録音中のトラック以外の録音待機は解除されます。
- パターンの停止中にページキーを押し録音待機状態にしたあと、鍵盤を弾くと録音を開始します。
- 複数のページキーを押した場合、録音データがないトラックは押した順に録音されます。
ルーパートラックを再生/停止する
- SHIFT キー、SHIFT キー、SHIFT キー、SHIFT キーを押して、トラックを再生/停止します。再生のときはページキーが緑、停止のときはオレンジに点灯します。
- トラックに録音データがない場合は、再生/停止できません。
- トラックの先頭から毎回再生されます。
- シーケンサー動作中にページキーを押すと該当のルーパートラックが再生待機状態になります(シーケンサーの再生が先頭に戻るタイミングで再生されます)。
- 再生待機中はページキーが緑に点滅します。
- パターンが停止しているときに SHIFT キーを押しながら SHIFT キーを押すと、パターンが再生待機状態になります(ルーパーの再生が先頭に戻るタイミングで再生されます)。
ルーパーとパターンを一括再生/停止する
- パターンとルーパーの停止中にページキーを押してトラックを再生待機状態にして SHIFT キーを押すと、ルーパーを含めて一括再生されます。
- パターンもしくはルーパーの再生中に SHIFT キーを押しながら SHIFT キーを押すと、ルーパーを含めて一括停止します。
ルーパートラックを消去する
- CLR/CANCEL キーを押しながら、SHIFT キー、SHIFT キー、SHIFT キー、SHIFT キーを押して、消去するトラックを選択します。選択したトラックが消去され、ページキーが消灯します。
ルーパーの調整
ルーパートラックの音量を調整する
- メインノブ 1~3 を回します。
- ディスプレイに音量が表示されます。調整範囲は 0~127 です。中央(63~64)が 0dB で -∞~+6dB の範囲で変更可能です。メインノブとトラックの対応は以下の通りです。
- メインノブ 1: ルーパー トラック 1
- メインノブ 2: ルーパー トラック 2
- メインノブ 3: ルーパー トラック 3
- メインノブ 4: ルーパー トラック 4
- 録音終了後はルーパートラックの音量はリセットされます。
ルーパートラック 4 と外部入力の音量を調整する
- メインノブ 4 を回します。
- ルーパートラック 4 に録音データがある場合はメインノブ 4 を回すとルーパートラック 4 と外部入力の音量がクロスフェードします(メインノブ 4 を右に回しきるとルーパートラック 4 の音量が最大かつ外部入力の音量が 0、左に回しきるとルーパートラック 4 の音量が 0 かつ外部入力の音量が最大)。
- ルーパートラック 4 の録音が終わった瞬間、外部入力の音量は 0 になり、ルーパートラック 4 の音量が最大(右に回しきった状態)になります。
- ルーパートラック 4 に録音データがない場合、外部入力の音量はゲイン設定値に依存します。
ルーパートラックのパンを調整する
- SHIFT キーを押しながら、メインノブ 1~4 を回します。
- ディスプレイにパンが表示されます。調整範囲は L63 ~ CNTR ~ R63 です。メインノブとトラックの対応は以下の通りです。
- メインノブ 1: ルーパー トラック 1
- メインノブ 2: ルーパー トラック 2
- メインノブ 3: ルーパー トラック 3
- メインノブ 4: ルーパー トラック 4
- 録音終了後はルーパートラックのパンはリセットされます。
ルーパーのクオンタイズを変更する
- SHIFT キーを押しながら、LOOP キーを押し、QNTZ を選択します。
- VALUE ノブを回して、クオンタイズを変更します。
- ディスプレイにクオンタイズが表示されます。調整範囲は 1~128 です。
ルーパーの長さを変更する
- SHIFT キーを押しながら、LOOP キーを押し、LEN キーを押しながら、鍵盤の LOOP キーを選択します。
- VALUE ノブを回して、長さを変更します。
- ディスプレイに長さ(ステップ数)が表示されます。調整範囲は 1~128 です。
外部入力の設定
ゲインを変更する
- SHIFT キーを押しながら(緑に点灯)、LINE IN キーを押し、GAIN を選択します。
- VALUE ノブを回して、ゲインを変更します。
- ディスプレイにゲインが表示されます。調整範囲は MUTE ~ 127 です。-∞~+6dB の範囲で変更できます。90 で 0dB です。
リバーブへのセンド量を変更する
- SHIFT キーを押しながら(緑に点灯)、LINE IN キーを押し、RVB を選択します。
- VALUE ノブを回して、センド量を変更します。
- ディスプレイにセンド量が表示されます。調整範囲は OFF、1 ~ 127 です。-∞~+6dB の範囲で変更できます。90 で 0dB です。
モノラル/ステレオを設定する
- SHIFT キーを押しながら、LINE IN キーを押し、MONO を選択します。
- VALUE ノブを回して、ON/OFF を変更します。
MIDI の設定
受信チャンネルを設定する
- SHIFT キーを押しながら、MIDI キーを押し、RX.CH を選択します。
- VALUE ノブを回して、受信チャンネルを変更します。
- ディスプレイにチャンネルが表示されます。設定範囲は ALL、CH.01~CH.16、NONE です。
送信チャンネルを設定する
- SHIFT キーを押しながら、MIDI キーを押し、TX.CH を選択します。
- VALUE ノブを回して、送信チャンネルを変更します。
- ディスプレイにチャンネルが表示されます。設定範囲は CH.01 ~ CH.16 です。
コントロールチェンジの送信の ON/OFF をする
- SHIFT キーを押しながら、MIDI キーを押し、TX.CC を選択します。
- VALUE ノブを回して、ON/OFF を変更します。
- ディスプレイに ON、OFF が表示されます。コントロールチェンジの受信は常に有効です。
プログラムチェンジの送信の ON/OFF をする
- SHIFT キーを押しながら、MIDI キーを押し、TX.PC を選択します。
- VALUE ノブを回して、ON/OFF を変更します。
- ディスプレイに ON、OFF が表示されます。プログラムチェンジの受信は常に有効です。
MIDI クロックの出力の ON/OFF をする
- SHIFT キーを押しながら、MIDI キーを押し、TX.CK を選択します。
- VALUE ノブを回して、ON/OFF を変更します。
MIDI OUT の設定をする
- SHIFT キーを押しながら、MIDI キーを押し、M.OUT を選択します。
- VALUE ノブを回して、MIDI OUT の設定をします。
- ディスプレイに OUT、THRU が表示されます。
MIDI コマンドの送受信の設定をする
- SHIFT キーを押しながら、MIDI キーを押し、M.CMD を選択します。
- VALUE ノブを回して、MIDI コマンドの設定をします。
- MIDI コマンドの設定は4種類から選択可能です。
- 1. OFF: 送受信しない
- 2. RX: 受信のみ
- 3. TX: 送信のみ
- 4. RX.TX: 送受信する
- 送信する MIDI メッセージはスタートとストップです。
- 受信する MIDI メッセージはスタートとコンティニューとストップです。
ユーザーデータの保存・読み込み
パッチメモリーをエクスポートする
- エクスポートしたいパッチメモリーを選択します(p.7「パッチメモリーを変えて演奏する」を参照)。
- SHIFT キーを押しながら、DATA キーを押します。
- VALUE ノブを回して、MEM を選択します。
- ENTER キーを押して、送信を開始します。
- 送信完了後ディスプレイに DONE が表示され、通常モードに戻ります。エディット中のデータがエクスポートされます。
パターンをエクスポートする
- エクスポートしたいパターンを選択します(p.14「パターンの選択」を参照)。
- SHIFT キーを押しながら、DATA キーを押します。
- VALUE ノブを回して、PTN を選択します。
- ENTER キーを押して、送信を開始します。
- 送信完了後ディスプレイに DONE が表示され、通常モードに戻ります。エディット中のデータがエクスポートされます。
パッチメモリーとパターンをエクスポートする
- エクスポートしたいパッチメモリーを選択します(p.7「パッチメモリーを変えて演奏する」を参照)。
- エクスポートしたいパターンを選択します(p.14「パターンの選択」を参照)。
- SHIFT キーを押しながら、DATA キーを押します。
- VALUE ノブを回して、P+M を選択します。
- ENTER キーを押して、送信を開始します。
- 送信完了後ディスプレイに DONE が表示され、通常モードに戻ります。エディット中のデータがエクスポートされます。
波形データをエクスポートする
- 波形編集モードに入り、エクスポートしたい波形を選択します(p.12「波形の編集をする(イージーモード)」の①~④を参照)。
- SHIFT キーを押しながら、WAVE キーを押します。
- ENTER キーを押して、送信を開始します。
- 送信完了後ディスプレイに DONE が表示され、通常モードに戻ります。エディット中のデータがエクスポートされます。
波形データをインポートする
- 波形編集モードに入り、インポート先の波形を選択します(p.12「波形の編集をする(イージーモード)」の①~④を参照)。
- 送信側でデータの送信を開始します(受信完了後に SHIFT キーが緑に点灯し、波形編集モードに入る)。
- 受信完了後に受信した波形データが現在の波形に反映されます(保存はされません)。受信したデータの保存が必要な場合は、波形の保存を行ってください。
ユーザーデータをバックアップする
- SHIFT キーを押しながら POWER スイッチを押し LIVEN 8bit warps を起動します。
- VALUE ノブを回して、EXPT を選択します。
- ENTER キーを押すと、転送が始まります。
- ステップがデータ送信の進行状況を表します(ステップ LED 1 から順々に点灯していき、ステップ LED 1~16 が全て点灯したら転送完了です)。
- データ送信の状態に関わらず CLR/CANCEL キーでキャンセルできます。
- 転送完了後ディスプレイに DONE が表示されます。
ユーザーデータを復元する
- SHIFT キーを押しながら POWER スイッチを押し LIVEN 8bit warps を起動します。
- VALUE ノブを回して、IMPT を選択します。
- ENTER キーを押し、データ送信側でデータの送信を開始します。
- ステップがデータ受信の進行状況を表します(ステップ LED 1 から順々に点灯していき、ステップ LED 1~16 が全て点灯したら受信完了です)。
- データ受信の状態に関わらず CLR/CANCEL キーでキャンセルできます(受信データは破棄されます)。
- 受信完了後にディスプレイに SAVE が表示され、ENTER キーを押すと受信されたデータが復元されます。
- 復元完了後、通常起動します。
システム設定
機能設定状態に入る
- SHIFT キーを押し続けます。
オートパワーオフの設定をする
- SYSTEM キーを押して、A.PWR を選択します。
- VALUE ノブを回して、オートパワーオフの設定を選択します。
- オートパワーオフの設定は4種類から選択可能です。
- 1. OFF: オートパワーオフしない。
- 2. 30分 (0.5 表示): 操作が無くなってから30分後にオートパワーオフを行います。
- 3. 1時間 (1H 表示): 操作が無くなってから1時間後にオートパワーオフを行います。
- 4. 3時間 (3H 表示): 操作が無くなってから3時間後にオートパワーオフを行います。
- 5. 6時間 (6H 表示): 操作が無くなってから6時間後にオートパワーオフを行います。
- オートパワーオフされると保存していないデータはクリアされてしまうので、保存する必要があるデータは必ず保存してください。
バッテリーの種類を設定する
- SYSTEM キーを押して、BATT を選択します。
- VALUE ノブを回して、バッテリーの種類を選択します。
- バッテリーの種類は2種類から選択可能です。
- 1. アルカリ (ALKL 表示)
- 2. ニッケル水素 (NIMH 表示)
- 3. リチウム (LTHM 表示)
- 充電式電池の種類によっては、実際より残量が多く表示される場合があります。
- 本体の使用時間に影響するため、正しく設定してください。
マスターチューンを設定する
- SYSTEM キーを押して、TUNE を選択します。
- VALUE ノブを回して、マスターチューンを選択します。
- マスターチューンの設定(セント単位)がディスプレイに表示されます。調整範囲は -75~+75 です。
クロックソースの設定をする
- CLOCK キーを押して、SRC を選択します。
- VALUE ノブを回して、クロックソースを設定します。
- クロックソースがディスプレイに表示されます。クロックソースは4種類から選択可能です。
- 1. INTERNAL (INT 表示): LIVEN 8bit warps 内部のクロックを使用します。
- 2. MIDI: MIDI のクロックを使用します。
- 3. SYNC: SYNC IN のクロックを使用します。
- 4. LINE IN (LN.IN 表示): LINE IN のクロックを使用します。
SYNC IN の極性を設定をする
- CLOCK キーを押して、S.I.PO を選択します。
- VALUE ノブを回して、極性を設定します。
- クロックソースがディスプレイに表示されます。極性は2種類から選択可能です。
- 1. FALL: 同期信号の立下りで同期します。
- 2. RISE: 同期信号の立ち上がりで同期します。
SYNC OUT の極性を設定をする
- CLOCK キーを押して、S.O.PO を選択します。
- VALUE ノブを回して、極性を設定します。
- クロックソースがディスプレイに表示されます。極性は2種類から選択可能です。
- 1. FALL: 同期信号の立下りで同期します。
- 2. RISE: 同期信号の立ち上がりで同期します。
ノブの動きの設定をする
- UI キーを押して、ノブの動きを選択します。
- ノブの動きは2種類から選択可能です。
- 1. JUMP: ノブを操作したときに直ちにパラメーターが反映されます。
- 2. LATCH (LTCH 表示): ノブの位置がパラメーター値に来るまではパラメーターが変化せず、ノブがパラメーター値に来た後は追従します。
システムのバージョンを確認する
- SHIFT キーを押しながら POWER スイッチを長押しします。
- LIVEN 8bit warps が起動し、ディスプレイに VER. と表示されます。
- システムのバージョン(S X.Y)がディスプレイに表示されます(X: メジャーバージョン、Y: マイナーバージョン)。
- SHIFT キーを押すとブートバージョン(B X.Y 表示)、SHIFT キーを押すとプリセットのバージョン(P X.Y 表示)が確認できます。
- もう一度同じページキーを押すと、ビルド番号が表示されます。
- CLR/CANCEL キーを押すと通常起動します。
メトロノームの音量を調整する
- METRO キーを押します(ディスプレイに MTRO が表示されます)。
- VALUE ノブを回して、メトロノームの音量を調整します。
- メトロノームの音量がディスプレイに表示されます。調整範囲は 0~15 です。
スピーカー出力を有効/無効にする
- MUTE/SPK キーを押します。
ヘッドフォンのゲインを設定する
- LOUD/SOFT キーを押下するたびに LOUD ~ SOFT が切り替わります。
- ヘッドフォンのボリュームがディスプレイに表示されます。ボリューム域は3種類から選択可能です。
- 1. LOUD
- 2. NORM
- 3. SOFT
- ご使用のヘッドフォンや外部機器が壊れないように、正しく設定してください。
工場出荷状態に戻す(ファクトリーリセット)
- LOOPER キーを押しながら POWER スイッチを長押しします。
- LIVEN 8bit warps が起動し、ディスプレイに F.RST と表示されます。
- ENTER キーを押します。
- リセット完了後に、ディスプレイに DONE と表示されます。CLR/CANCEL キーでキャンセルできます。
付録
図1 サウンドアーキテクチャ
図の説明: LIVEN 8bit warps のサウンドアーキテクチャを示すブロック図。LFO、EG、シンセエンジン(波形、フィルター、EFX、リバーブ)、ルーパー、ボリューム、ラインアウトへの信号フローを示しています。LFOレート、レベル、周波数、ピッチ、メモリ、フィルターカットオフ、レゾナンス、EFXパラメーター、リバーブセンド、ボリュームなどのパラメーターが示されています。
表1 シンセエンジンパラメーターリスト
表の説明: WARP、ATTACK、MORPH、FM の各シンセエンジンに対するパラメーターリスト。シンセエンジン、シフトキー、メインノブ1、メインノブ2、メインノブ3、メインノブ4 の列があり、波形、クロスフェード、モーフィングモード、レベル、レシオ、デチューン、LFOレートなどのパラメーターが各エンジンとノブに対して詳細に記載されています。FMエンジンでは、波形タイプ(SINE、SQAR、TRI、SAW、R.SAW、RAND、LOG、R.LOG)もリストされています。