FUJITSU Software SIMPLIA TF-LINDA ご紹介

第35.1版

富士通株式会社

目次

1. テストデータ作成の問題点

テストデータを作成する上で様々な問題点があります。

これらの問題点をSIMPLIA TF-LINDAが解決します。

2. SIMPLIA TF-LINDAのご紹介

ソフトウェア開発において、テスト工程はその品質と信頼性を左右する重要な要素の一つです。『SIMPLIA TF-LINDA』は、テストデータを汎用的に作成できるテストデータ作成/検証支援ツールです。

従来、テストデータの作成に費やしていたコストを軽減できます。

テストデータを作成する環境(プラットフォーム、データ種別、文字コード)が複数ある場合、PC上から同じ操作でテストデータ作成/検証作業ができるため、導入コストが削減できます。

データ編集/検証のための豊富な機能により、データ作成作業の効率化、検証品質向上を支援します。

各プラットフォームに対応した製品を用意しています。

PCクライアント、Windowsサーバ、Solarisサーバ、Linuxサーバ上にあるデータを扱えます。

各データ種別に対応した製品を用意しています。

COBOLファイル、Oracleデータベース、Symfowareデータベースを扱えます。

各種文字コードのデータ編集が可能です。

SJIS、EUC、Unicode、JEFで作成したデータを扱えます。

3. 対応プラットフォーム一覧

対象資産、プラットフォームごとに製品を用意しています。

プラットフォームWindows (スタンドアロンPC)Solaris サーバx64-Linux サーバ
スタンドアロン版SIMPLIA TF-LINDA (32bit)
SIMPLIA TF-LINDA (64bit)
COBOL連携版SIMPLIA TF-LINDA (COBOL)SIMPLIA TF-LINDA (COBOL)
RDB連携版SIMPLIA TF-LINDA (Symfoware)
SIMPLIA TF-LINDA (ORACLE)
SIMPLIA TF-LINDA (Symfoware)
SIMPLIA TF-LINDA (ORACLE)

4. SIMPLIA TF-LINDAの機能別対応製品

機能スタンドアロン版COBOL連携版RDB連携版
データ作成/編集機能
・豊富な編集機能による、データ作成/編集作業の効率化
・16進数(バイナリデータ)やUnicode固有文字など、特殊/異常データの作成
・データの自動生成、大量データの一括作成
データ検証機能
・豊富なデータ抽出機能により、対象となるデータの絞込みが容易
・データの検索機能、ソート機能により、データの特定が容易
・データの印刷機能による、机上検証が可能。納品ドキュメントなどへの流用
・SQL文の直接実行機能による、柔軟な問い合わせ、データ検証が可能
データベースサポート機能
・データベースへのロード・アンロード処理をTF-LINDA上から実行可能
・データベース定義情報(表一覧/列一覧/インデックス一覧)の確認が可能
監査・ログ機能
・接続中のユーザ情報、使用中の資源情報などを表示可能
データインポート・エクスポート機能
・異なる文字コード/ファイル形式へのエクスポート、インポートが可能

5. SIMPLIA TF-LINDAの操作の流れ

各製品の操作の流れは以下のとおりです。

サーバプログラムの起動
・TF-LINDAサーバプログラムを起動します。

サーバへの接続/認証
・クライアントから接続処理を行います。(ユーザID/パスワード認証)

編集対象資産の選択
・編集対象となる資産の指定を行います。(ファイル名(表名)、ファイル編成、文字コードなど)
・データ抽出 (絞込み)のための条件を指定します。

データの作成/編集作業
・データの作成、更新などの編集作業を行います。大量データを一括して生成できます。

データの保存
・編集内容を保存します。(この操作を行うまでは、実際のファイル、データベースへの変更は行われません。)
・更新時にエラーが発生した場合、エラー内容の通知とエラー箇所の表示/修正ができます。

サーバからの切断
・クライアントから切断処理を行います。

サーバプログラムの終了
・TF-LINDAサーバプログラムを終了します。

6. 新製品紹介

スタンドアロン版TF-LINDA (64bit) V81

スタンドアロン版TF-LINDA (32bit) V81

COBOL連携版TF-LINDA (Linux 64bit) V81

COBOL連携版TF-LINDA (Solaris) V50

RDB連携版TF-LINDA (Solaris) V50 【Symfoware連携版】

7. 機能紹介

  1. データ作成/編集機能
  2. データ検証機能
  3. データベースサポート機能
  4. 監査・ログ機能
  5. データインポート・エクスポート機能

7-1. 機能紹介 (データ作成/編集機能)

豊富な編集機能を利用すると、データを効率よく作成・編集ができます。

補助編集機能を利用すると特殊/異常系データを容易に作成できます。

メイン編集画面

データ編集作業を行うメイン画面です。用途に応じた2種類の編集画面を用意しています。

【一覧形式画面】

データを一覧表示しながら編集ができます。

【Unicode/マルチライン編集】

文章などのデータを複数行で表示/編集できます。

Unicode固有文字などの表示/入力ができます。

※スタンドアロン/COBOL連携版(Linux 64bit)は、Unicode固有文字を直接メイン編集画面で表示/入力できます。

【16進編集】

文字列をバイナリ(16進数)で表示/入力できます。

データ検証や非文字など、特殊データの作成ができます。

※スタンドアロン/COBOL連携版は、機能アップした16進編集バーを提供しています。

【レコード形式画面】

レイアウトを意識した編集ができます。

生成書式の設定機能

生成書式の設定機能を利用すると、データの自動生成、大量データの一括作成ができ、データ作成作業を軽減できます。

生成方法をカスタマイズし、多様なデータを生成できます。

CSV形式ファイルへ出力することも可能です。※RDB連携版のみの機能

7-2. 機能紹介 (データ検証機能)

豊富なデータ抽出機能を利用すると、対象データの絞込みが柔軟かつ容易に行えます。

スタンドアロン版、COBOL連携版

※【データ条件抽出】データの内容をキーとしてより細かな絞込みができます。ただし、スタンドアロン版のみ利用できます。

RDB連携版

【抽出条件の設定】SQL文のWHERE句に指定できる条件を設定して絞込みを行います。

印刷機能を利用すると、編集画面の対象データを一覧形式で印刷できます。

印刷物は机上検証や、納品ドキュメントとして利用できます。

データ内容を項目区切りや16進形式など、必要に応じた形で印刷できます。

ソート機能を利用すると、対象データの並び替えができ、目的のデータを容易に特定できます。

指定された項目のデータ値により昇順・降順にレコードの並び替えができます。

※データのソートは、データの抽出時に行っています。

SQL文の直接実行機能を利用すると、データ抽出までのユーザ操作の軽減、および既存SQL文の読込実行などの検証作業を効率化できます。

列を選択するだけで、自動的にSQL文を生成します。

実行結果は、TF-LINDA上で確認できます。

7-3. 機能紹介 (データベースサポート機能)

データベースの機能を利用すると、データベースへの直接ロード/アンロードができます。これによりコマンド発行、データ転送作業が省略でき、作業を効率化できます。

【ロード】

データベースヘデータをローディングします。

【アンロード】

データベースからデータをアンロードし、ファイルへ出力します。※ Symfoware版のみ利用できます。

データベースの機能を利用すると、煩雑なデータベースコマンドを利用することなく、定義情報(表一覧/列一覧/インデックス一覧)を容易に確認できます。

データベース、スキーマ内の下記情報をファイルへ出力します。

情報はCSVファイル形式で出力されます。他のアプリケーションでも利用できます。

7-4. 機能紹介 (監査・ログ機能)

監査・ログ機能を利用すると、セキュリティのための接続中ユーザ情報、使用中資源情報などのアクセスログが確認できます。

接続しているユーザの情報、使用している資源情報などを確認できます。

確認できる情報:

システム情報:

System: FUJITSU Software SIMPLIA TF-LINDA(COBOL) (64bit)

Version: V81L10(81.10.0.0)

Date: 2020/01/17 15:50:00

Connect User: 2

DataCount: 1

USER INFORMATION:

UserID/IPAddress/ProcessNO: UserA/::ffff:1.xx.xx.11/555

UserID/IPAddress/ProcessNO: UserB/::ffff:1.xx.xx.22/777

DATA INFORMATION:

UserID/IPAddress/ProcessNO: UserA/::ffff:1.xx.xx.11/555

AccessType: Update Data

FileName: /A.DAT

7-5. 機能紹介 (データインポート・エクスポート機能)

データインポート・エクスポート機能を利用すると、TF-MDPORT Proと連携して異なる文字コード/ファイル形式への変換ができます。これにより、既存データからの流用や、他システムへのデータ移行など、多様な用途に利用できます。

編集中のデータ内容を、異なる文字コード/ファイル形式に変換して出力できます。

また、CSV形式ファイルを編集中のデータへ取り込めます。

※1 V81より、XML形式ファイルは未サポートとなります。

※2 インポートはCSV形式ファイルのみとなります。

8. プログラムサポートサービス

お客様のご要望にお答えします。

SIMPLIAに関する最新の情報は、下記URLの富士通サイト内検索から「SIMPLIA」で検索してください。

URL: https://www.fujitsu.com/jp/

PDF preview unavailable. Download the PDF instead.

pc-linda br Microsoft PowerPoint for Microsoft 365

Related Documents

Preview Fujitsu SIMPLIA TF-MDPORT: A Comprehensive Introduction
This document provides a comprehensive overview of Fujitsu's SIMPLIA TF-MDPORT, a tool designed for code and file format conversion between mainframe/off-con, Windows, and Linux/Solaris environments. It details the product's features, applications, and pricing.
Preview Interstage Navigator Server V9 移行上の注意事項
Interstage Navigator Server V9 への移行に関する詳細な注意事項、Symfoware Navigator、サーバ、クライアント、Web コンポーネントの考慮事項、OS 互換性、マニュアル変更点などを網羅した技術文書。
Preview FUJITSU Software NetCOBOL V12.2.0 リリース情報 - 富士通 COBOL 開発ツール
FUJITSU Software NetCOBOL V12.2.0 のリリース情報です。NetCOBOLシリーズの追加機能、変更点、および互換性に関する詳細情報を提供します。富士通のCOBOL開発環境の最新アップデートをご確認ください。
Preview FUJITSU Software Interstage List Works Solaris (32-bit) Operating Environment
This document outlines the operating environment for FUJITSU Software Interstage List Works, specifically for the Solaris (32-bit) platform, detailing supported OS versions for various product editions and components.
Preview Oracle Solaris Cluster構築手順書
このドキュメントは、Oracle Solaris Clusterの構築手順を解説しています。サーバー、OS、ソフトウェアの環境確認から、ディスクの冗長化設定、クラスタのインストール、ノード登録、初期設定、リソース設定、アプリケーション/サービスのリソース登録までを網羅しています。
Preview Oracle Solaris IPC パラメーター設定ガイド | 富士通
富士通提供のOracle Solaris IPCパラメーター設定ガイド。Solaris 10/11におけるIPCリソース管理、設定方法、プロジェクト・タスク単位の設定、ゾーン環境での適用、および詳細なパラメーター解説を提供します。
Preview Fujitsu Major Middleware Products Red Hat Enterprise Linux 10 Compatibility Status
This document provides the compatibility status of Fujitsu's major middleware products with Red Hat Enterprise Linux 10 (RHEL10). It includes support status, planned support periods, and public cloud compatibility for each product.
Preview Fujitsu Systemwalker Operation Manager Standard Edition v16.0.0 - Operating Environment for Windows (x86)
This document outlines the operating environment for Fujitsu Systemwalker Operation Manager Standard Edition v16.0.0 on Windows (x86) systems, detailing supported server and client operating systems, as well as supported OS for agentless job execution.