Cisco Eメール セキュリティ アプライアンス
毎日、企業では1,000億以上のEメール メッセージがやり取りされています。Eメールの使用が増えるにつれ、セキュリティの優先度はさらに高くなっていきます。シスコのソリューションは、組織にとって大きなセキュリティ課題となっている、ダイナミックで素早く変化する脅威に対し、可用性の高いEメール保護を実現します。
機能と利点
シスコのEメール セキュリティソリューションは、物理、仮想、クラウド、ハイブリッドのいずれの分野においても業界をリードするソリューションとして、以下のメリットを実現します。
- 迅速で包括的な保護: 他社製品よりも数時間または数日早い対応が可能。
- 最大規模の脅威インテリジェンス ネットワーク: Cisco Talos による広範で総合的なセキュリティ分析を活用。
- アウトバウンド メッセージの保護: オンデバイスのデータ損失防止(DLP)、Eメール暗号化、さらに RSA エンタープライズ DLP ソリューションとの統合(オプション)によってメッセージを保護。
- 総所有コストの低減: 省スペース、簡単実装、自動管理によりコストを長期的に削減。
製品概要
迷惑メールやマルウェアは、インバウントの脅威やアウトバウンドのリスクなどの、Eメール セキュリティをめぐる複雑な状況の一部にすぎなくなりました。オールインワンの Cisco E メール セキュリティアプライアンスは、シンプルで迅速な導入、省メンテナンス、低遅延、運用コストの削減をもたらします。シスコの「Set and forget」テクノロジーでは、初期の自動ポリシー設定が実行されれば、あとは管理者の手を煩わせることがありません。その後、セキュリティのアップデートをシスコのクラウドベースの脅威インテリジェンス ソリューションに自動的に転送します。このEメール アプライアンスでは、脅威インテリジェンス データが3~5分ごとに更新されます。これにより、他のベンダーよりも数時間または数日早く最新の防御対策を講じることができます。柔軟な導入オプションと、既存のインフラストラクチャとのスムーズな統合を実現するこのアプライアンスは、ビジネス ニーズに最適なソリューションです。
仮想アプライアンス
Cisco E メール セキュリティ仮想アプライアンスは、特に大規模な分散ネットワーク環境における Web セキュリティ導入コストの大幅削減に貢献します。このアプライアンスを利用すると、ネットワーク マネージャは既存のネットワーク インフラストラクチャを使って、必要なときに、必要な場所にインスタンスを作成できます。この物理アプライアンスのソフトウェア バージョンは、VMware ESXi Hypervisor と Cisco Unified Computing System™(Cisco UCS®)サーバ上で動作します。Cisco Eメール セキュリティ ソフトウェア バンドルを購入すると、この仮想アプライアンスの無制限ライセンスが提供されます。
この仮想アプライアンスを使用することにより、シンプルなキャパシティ プランニングでトラフィックの増大にすばやく対応できます。アプライアンスの購入や発送は必要ないため、データセンターを複雑化したり、人員を追加したりしなくても、新たなビジネス チャンスをサポートできます。
主要な機能
ミッション クリティカルなEメール システムを、物理、仮想、クラウド、ハイブリッドのソリューションで保護します。表1に、シスコのEメール セキュリティ ソリューションの主要な機能の概要を示します。
表 1. 主要な機能
機能 | 説明 |
---|---|
グローバル脅威インテリジェンス | 世界最大級の脅威検知ネットワークをベースとした、迅速かつ包括的なEメール保護を受けられます。シスコは以下のような広範な可視性と最大級の規模を実現しています。
Cisco Talos は、グローバルなトラフィック アクティビティを24時間体制で表示し、問題点の分析、新しい脅威の検出、トラフィック トレンドのモニタを行います。Talos は、ルールを継続的に生成し、そのアップデートをセキュリティアプライアンスへ適用することで、ゼロアワー攻撃を防止します。こうしたアップデートは3~5分おきに実行され、業界トップクラスの脅威防御を実現します。 |
迷惑メールのブロック | 迷惑メールは複雑な問題で、高度なソリューションが必要です。シスコなら簡単に対応できます。迷惑メールがお客様の受信ボックスに到達するのを止めるため、送信者のレピュテーションに基づいてフィルタリングを行う外層と、メッセージを詳細に分析するフィルタリングの内層を組み合わせた多層防御策を講じています。レピュテーション フィルタリングでは、80%以上の迷惑メールがネットワークへ侵入する前にブロックされます。最新の機能強化によって、コンテキストの分析、高度な自動化、および自動分類が導入され、Snowshoe 攻撃に対する強力な対策が可能になっています。短時間で大量のEメールを受信するお客様は、送信者や件名に基づくフィルタを適用できます。このフィルタでは、条件に関連するメッセージがブロックまたは隔離されます。 |
グレーメールの検出と安全な配信停止 | グレーメールには、マーケティング、ソーシャルネットワーキング、バルク メッセージなどが含まれます。このグレーメール検出機能は、組織が受信するグレーメールに対する正確な分類と監視に役立ち、管理者は、カテゴリに応じて適切なアクションを取ることができます。多くの場合、グレーメールには配信停止リンクが含まれています。このリンクを使用して、エンドユーザは当該メールの配信停止を希望することを送信者に通知します。このような配信停止メカニズムの偽装はフィッシングの手口であることが多いため、ユーザはこうした配信停止リンクをクリックする際は注意しなければなりません。この安全な配信停止ソリューションは、以下を実現します。
|
高度なマルウェア防御 (AMP) | Cisco E メール セキュリティアプライアンスには、Cisco Advanced Malware Protection が含まれています。このアプライアンスは、ファイルレピュテーション スコアおよびブロック、静的、動的両方のファイル分析機能(サンドボックス)、ファイル レトロスペクション機能を備え、脅威がEメール ゲートウェイを通過したあとも、継続的に分析を行います。ユーザはこれまで以上に多くの攻撃をブロックし、不審なファイルを追跡できるほか、アウトブレイク範囲の軽減および迅速な修復が可能です。高度なマルウェア防御は追加のライセンス機能として、すべてのEメール セキュリティアプライアンスをお使いのお客様にご利用いただけます。Cisco AMP Threat Grid は、マルウェア サンプルのクラウドへの送信に対してコンプライアンスまたはポリシー制限を設けている組織向けに、オンプレミスのアプライアンスを使用してマルウェア防御を実現します。 |
アウトブレイク フィルタ | アウトブレイク フィルタは、新しい脅威や複合型の攻撃に対処します。このフィルタでは、ファイルの種類、ファイル名、ファイルサイズ、メッセージ内の URL など6種類のパラメータを任意に組み合わせてルールを発行することができます。Talos がアウトブレイクの詳細を把握すると、ルールを変更し、それに応じて検疫領域からメッセージを送信します。アウトブレイク フィルタは、疑わしいメッセージ内の URL を書き換えることもできます。この新しい URL をクリックすると、受信者は Cisco Web セキュリティ プロキシを介してリダイレクトされます。当該の Web サイトのコンテンツはアクティブにスキャンされ、サイトにマルウェアが含まれている場合はアウトブレイク フィルタがブロック画面を表示します。 |
製品仕様
表2にEメール セキュリティ アプライアンスのパフォーマンス仕様を、表3にアプライアンスのハードウェア仕様、表4に仮想アプライアンスの仕様、そして表 5 にセキュリティ管理アプライアンスの仕様をそれぞれ示します。
表2. Eメール セキュリティ アプライアンスのパフォーマンス仕様
導入対象 | モデル | ディスク領域 | RAID のミラーリング | メモリ | CPU |
---|---|---|---|---|---|
大規模企業 | ESA C690 | 2.4 TB (600 GB X 4) | 対応(RAID 10) | 32 GB DDR4 | 2 X 2.4 GHz、6C |
大規模企業 | ESA C690X | 4.8 TB (600 GB X 8) | 対応(RAID 10) | 32 GB DDR4 | 2 X 2.4 GHz、6C |
大規模企業 | ESA C680 | 1.8 TB (300 GB X 6) | 対応(RAID 10) | 32 GB DDR3 | 2 X 2.0 GHz、6C |
中規模企業 | ESA C390 | 1.2 TB (600 GB X 2) | 対応(RAID 1) | 16 GB DDR4 | 1 X 2.4 GHz、6C |
中規模企業 | ESA C380 | 1.2 TB (600 GB X 2) | 対応(RAID 1) | 16 GB DDR3 | 1 X 2.0 GHz、6C |
中小規模の企業またはブランチ オフィス | ESA C190 | 1.2 TB (600 GB X 2) | 対応(RAID 1) | 8 GB DDR4 | 1 X 1.9 GHz、6C |
中小規模の企業またはブランチ オフィス | ESA C170 | 500 GB (250 GB X 2) | 対応(RAID 1) | 4 GB DDR3 | 1 X 2.8 GHz、2C |
注:正確なサイジングが必要な場合は、シスコのコンテンツ セキュリティ スペシャリストとともにピーク メールフロー レートと平均メッセージ サイズを確認してください。
表3. Eメール セキュリティアプライアンスのハードウェア仕様
モデル | ESA C690 | ESA C690X | ESA C680 | ESA C390 | ESA C380 | ESA C190 | ESA C170 |
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ラック ユニット (RU) | 2 RU | 2 RU | 2 RU | 1 RU | 2 RU | 1 RU | 1 RU |
寸法 (高さ×幅×奥行) | 8.6 X 48.3 X 73.7 cm (3.4 インチ X 19 インチ × 29インチ) | 8.6 X 48.3 X 73.7 cm (3.4 インチ X 19 インチ × 29インチ) | 8.9 X 48.3 X 73.7 cm (3.5 X 19 X 29インチ) | 4.3 X 48.3 X 78.7 cm (1.7インチ X 19 インチ × 31インチ) | 8.9 X 48.3 X 73.7 cm (3.5 X 19 X 29インチ) | 4.3 X 48.3 X 78.7 cm (1.7インチ X 19 インチ × 31インチ) | 4.24 X 42.9 X 39.4 cm (1.67 インチ× 16.9 インチ X 15.5 インチ) |
DC 電源オプション | Yes | Yes | Yes | No | Yes | No | No |
リモートによる電源の再投入 | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes | No | No |
冗長電源 | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes (オプション アクセサリ) | No |
ホットスワップ可能ハードディスク | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes |
イーサネット インターフェイス | 6ポート1G Base-T 銅線ネットワーク インターフェイス(NIC)、RJ-45 | 6ポート1G Base-T 銅線ネットワーク インターフェイス(NIC)、RJ - 45 | 6ポート1G Base-T 銅線ネットワーク インターフェイス(NIC)、RJ - 45 | 6ポート1G Base-T 銅線ネットワーク インターフェイス(NIC)、RJ - 45 | 6ポート1G Base-T 銅線ネットワーク インターフェイス(NIC)、RJ - 45 | 2ポート1G Base-T 銅線ネットワーク インターフェイス(NIC)、RJ - 45 | 2ポート1G Base-T 銅線ネットワーク インターフェイス(NIC)、RJ-45 |
速度(Mbps) | 10/100/1000、オートネゴシエーション | 10/100/1000、オートネゴシエーション | 10/100/1000、オートネゴシエーション | 10/100/1000、オートネゴシエーション | 10/100/1000、オートネゴシエーション | 10/100/1000、オートネゴシエーション | 10/100/1000、オートネゴシエーション |
ファイバオプション | Yes(別 SKU) 6ポート1G Base-SX 光ファイバ: ESA-C690-1G 6ポート 10 G Base-SR 光ファイバ ESA-C690-10G | Yes(別 SKU) 6ポート1G Base-SX 光ファイバ: ESA- C690-1G 6ポート 10G Base-SR 光ファイバ ESA- C690-10G | Yes (別 SKU) 6ポート1G Base-SX 光ファイバ: ESA- C690-1G 6ポート 10G Base-SR 光ファイバ ESA- C690-10G | No | Yes (別 SKU) 6ポート1G Base-SX 光ファイバ: ESA- C690-1G 6ポート 10 G Base-SR 光ファイバ ESA- C690-10G | No | No |
表4. Eメール セキュリティ仮想アプライアンスの仕様
Eメール ユーザ | モデル | ディスク | メモリ | コア |
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評価のみ | ESAV C000v | 200 GB (10K RPM SAS) | 4 GB | 1 (2.7Ghz) |
小規模企業 (1,000 ユーザまで) | ESAV C100v | 200 GB (10K RPM SAS) | 6 GB | 2(2.7 Ghz) |
中規模企業 (5,000 ユーザまで) | ESAV C300v | 500 GB (10K RPM SAS) | 8 GB | 4(2.7 Ghz) |
大規模企業またはサービスプロバイダー | ESAV C600v | 500 GB (10K RPM SAS) | 8 GB | 8(2.7 Ghz) |
サーバ | Cisco UCS | VMware ESXi 5.0、5.1、5.5 ハイパーバイザ |
表5. セキュア管理アプライアンス M シリーズ プラットフォームの仕様
モデル | SMA M690/690X/680 | SMA M390/380 | SMA M190/M170 |
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ユーザ数 | 10,000人以上 | 10,000人以下 | 1,000人以下 |
導入先
Eメール セキュリティ ソリューションは以下に導入できます。
- オンプレミス: E メール セキュリティ アプライアンスはゲートウェイとして、通常、ファイアウォールによって隔離された DMZ に導入します。受信した Simple Mail Transfer Protocol(SMTP)トラフィックは、メール交換レコードで設定した仕様に従って、このアプライアンスのデータ インターフェイスに転送されます。アプライアンスはそのメールをフィルタリングし、ネットワークのメール サーバに再転送します。一方のメール サーバも発信メールをデータ インターフェイスに送ります。メールはそこで発信ポリシーに従ってフィルタリングされ、外部の宛先に送信されます。
- 仮想: 小規模なブランチ オフィスで Cisco UCS が実行されている場合、この仮想アプライアンスを Cisco Web セキュリティ仮想アプライアンスなどの他のシスコ製品でホストすることができます。同等のハードウェアと同レベルの保護が提供されますが、スペースや電力を節約できます。このカスタム導入は、セキュリティ管理アプライアンスまたはセキュリティ管理仮想アプライアンスで一元管理できます。
クラウド セキュリティのオプション
Cisco クラウド Eメール セキュリティ: 柔軟な Eメール セキュリティの導入モデルを提供します。共通管理できるほか、オンサイトでEメール セキュリティ インフラストラクチャを管理する必要がないので、コストを削減できます。
Cisco ハイブリッド Eメール セキュリティ: クラウド Eメール セキュリティのメリットを実現しながら、メッセージの暗号化とオンサイト DLP による高度なアウトバウンド制御を行います。ハイブリッド ソリューションであれば、自分のペースでクラウド ソリューションへの移行を進められます。
Cisco E メール セキュリティ:物理アプライアンスと仮想アプライアンスのライセンス
仮想アプライアンスのライセンスは、すべてのEメール セキュリティ ソフトウェア バンドル(Cisco Eメール セキュリティインバウンド、Eメール セキュリティ アウトバウンド、またはEメール セキュリティ プレミアム)に含まれています。このライセンスの期間は、バンドル内のその他ソフトウェア サービスと同様で、購入したユーザ数を超えなければ、必要な数の仮想マシンで使用できます。このEメール セキュリティ アプライアンスのライセンスは、すべてのEメール セキュリティ ソフトウェア バンドルに含まれています。あとは、サポートが必要なメールボックス数に適したライセンスを購入し、適切なオンプレミス アプライアンスを購入するだけです。仮想アプライアンスについては、ソフトウェア ライセンスを注文して権限付与を受けてください。
期間ベースのサブスクリプション ライセンス
ライセンスは、期間ベースのサブスクリプション(1年、3年、5年)です。
数量ベースのサブスクリプション ライセンス
Cisco E メール セキュリティのポートフォリオでは、メールボックス数に基づき段階的価格を設定しています。お客様の導入に適した導入の決定は、販売代理店およびパートナーの代理店がお手伝いします。
Eメール セキュリティのソフトウェア ライセンス
Eメール セキュリティ ソフトウェア ライセンスは、Cisco Eメール セキュリティ インバウンド、Cisco Eメール セキュリティアウトバウンド、Cisco Eメール セキュリティ プレミアムという3つのバンドル製品に含まれています。また、Cisco Advanced Malware Protection を個別にご注文いただけます。各ソフトウェア製品の主要なコンポーネントを表6に示します。
表6. ソフトウェア コンポーネント
バンドル | 説明 |
---|---|
Cisco Eメール セキュリティ インバウンド Essentials | Cisco Eメール セキュリティ インバウンド Essentials バンドルは、Eメールベースの脅威から保護します。これにはグレーメール検出機能を備えたスパム対策、Sophos Antivirus ソリューション、ウイルス アウトブレイク フィルタ、およびクラスタリングが含まれます。 |
Cisco Eメール セキュリティアウトバウンド Essentials | Cisco Eメール セキュリティ アウトバウンド Essentials バンドルは、データ損失の防止(DLP) コンプライアンス、Eメール暗号化、およびクラスタリングを提供します。 |
Cisco Eメール セキュリティ プレミアム | Cisco Eメール セキュリティ プレミアム バンドルは、上記の2つの Cisco E メール セキュリティ Essentials ライセンスに含まれるインバウンドとアウトバウンドの保護を組み合わせたもので、Eメールベースの脅威からの保護と基本的なデータ損失の防止を提供します。 |
個別の製品 | 説明 |
Cisco Advanced Malware Protection | Cisco Advanced Malware Protection は、他の Cisco Eメール セキュリティソフトウェア バンドルと併せてご購入いただけます。AMPは包括的なマルウェア回避ソリューションで、マルウェアの検出とブロック、継続的な分析、および遡及的なアラートが可能です。Advanced Malware Protection は、すでに Cisco Eメール セキュリティアプライアンスで提供されているアンチマルウェアの検出およびブロック機能を強化します。ファイル レピュテーション スコアおよびブロック、静的、動的両方のファイル分析機能(サンドボックス)、およびファイル レトロスペクション機能を備え、脅威がEメール ゲートウェイを通過した後も継続的に分析を行います。必要なハードウェアを購入すると、AMP Threat Grid の無制限ライセンスが付与されます。 |
グレーメールの安全な配信停止 | 安全な「配信停止」オプションを使用して、グレーメールにタグを付けます。このタグは、エンドユーザに代わって「配信停止」アクションを安全に管理します。また、各種のグレーメール配信停止要求をモニタします。これらはすべて、ポリシー、LDAP グループ レベルで管理できます。 |
ソフトウェア ライセンス契約
ソフトウェア ライセンスを購入すると、それぞれについてシスコ エンドユーザ ライセンス契約および Web セキュリティの補足エンドユーザ ライセンス契約が提供されます。
ソフトウェア サブスクリプションのサポート
すべてのEメール セキュリティのライセンスには、ビジネスに不可欠なアプリケーションを利用可能にして、安全かつ最高のパフォーマンスで運用するために必要なソフトウェア サブスクリプション サポートが含まれています。このサポートによって、お客様は購入したソフトウェア サブスクリプションの全期間にわたって、以下に示すサービスを利用できます。
- ソフトウェア更新およびメジャー アップグレードを適用し、最新機能で最適なアプリケーションのパフォーマンスを得る
- Cisco Technical Assistance Center から専門的なサポートをすばやく受ける
- 社内の専門知識を構築して拡張し、ビジネスの俊敏性を高めるオンライン ツールを利用する
- 追加的な知識習得とトレーニングの機会を提供するコラボレーション性の高い学習
シスコ サービス
表7に、Eメール セキュリティ ソリューションで利用できるシスコ サービスの概要を示します。
表 7. シスコ サービス
サービス | 説明 |
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シスコ ブランド サービス |
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コラボレーション/パートナーサービス |
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シスコのファイナンス | Cisco Capital® は、ビジネス ニーズに合わせて融資ソリューションをカスタマイズします。シスコのテクノロジーを早めに取り入れれば、それだけ早くビジネス メリットを得ることができます。 |
Cisco SMARTnet テクニカル サポート サービス
テクノロジーへの投資価値を最大化するために、Eメール セキュリティ アプライアンスと併せて Cisco SMARTnet™ Service を購入することをお勧めします。このサービスを利用することにより、シスコの専門家やセルフサービスのサポート ツールにいつでも直接アクセスしてネットワークの問題をすばやく解決できるほか、ハードウェアを迅速に交換することもできます。詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/smartnet/ をご覧ください。
Cisco ESA の評価方法
Cisco E メール セキュリティ アプライアンス CシリーズまたはXシリーズ プラットフォームの利点を理解する最良の方法は、Try Before You Buy 評価プログラムに参加していただくことです。ネットワーク内のテストを行うための全機能を備えた評価用アプライアンス(45 日間無料)をご希望の場合は、http://www.cisco.com/jp/go/esa/ にアクセスしてください。
Cisco クラウド Eメール セキュリティ サービスの評価方法
クラウド ベース ソリューションは、Eメール セキュリティに対して柔軟な導入モデルを提供する、信頼性が高く、すべてを包含したサービスです。共通管理できるほか、オンサイトでEメール セキュリティ インフラストラクチャを管理する必要がないので、コストを削減できます。45日間の無料評価の設定については、シスコ アカウント チームまたは販売代理店にお問い合わせください。
Cisco E メール セキュリティ仮想アプライアンスの評価方法
- http://www.cisco.com/jp/go/esa/ にアクセスします。
- 右側の [サポート(Support)] の下の、[ソフトウェアのダウンロード、リリース情報および一般情報(Software Downloads, Release and General Information)]をクリックします。[ソフトウェアのダウンロード(Download Software)] をクリックしたら、いずれかのモデルをクリックして、ダウンロード可能な仮想マシンのイメージを探します。このほか、ダウンロード可能な XML 評価ライセンスもあります。いずれかのイメージと XML 評価ライセンスをダウンロードする必要があります。
- Cisco.com から、次のドキュメントをダウンロードします。
a. シスコ セキュリティ仮想アプライアンス インストール ガイド [英語]
b. Cisco AsyncOS 9.5 for Email リリース ノート [英語] - シスコ セキュリティ仮想アプライアンスのインストール ガイドの指示に従い、インストールを開始します。Cisco コンテンツ セキュリティ仮想アプライアンスの評価は SMARTnet サービスのサポート対象外です。ご注意ください。
保証に関する情報
保証については、Cisco.com の製品保証のページを参照してください。
シスコが選ばれる理由
セキュリティは、組織のネットワークにとってかつてないほど重要になっています。機密保持や制御に関する懸念に加え、脅威やリスクが存在する限り、ビジネスの継続性を提供し、貴重な情報を保護し、ブランドへの評価を維持するために、セキュリティは不可欠です。シスコの統合セキュリティソリューションをネットワーク ファブリックに組み込むことで、優れた可視性と制御性を実現し、ビジネスを中断させることなく、お客様のビジネスを保護できます。セキュリティ市場のリーダーとして、攻撃前、攻撃中、攻撃後の各フェーズにわたる高度な脅威への対策を実現し、革新的な製品群と豊かな経験を持つシスコは、お客様のセキュリティ ニーズを満たす最適なベンダーであると言えます。
Cisco Capital
目標達成を支援する融資
Cisco Capital は、お客様が目標の達成と競争力の維持に必要なテクノロジーを導入できるよう支援します。お客様の CapEx を削減し、成功を加速させ、投資金額と ROI を最適化します。シスコ キャピタル ファイナンス プログラムを利用すると、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、補完的なサードパーティ製機器を柔軟に取得することができます。支払いが統一されるため、予想外の支払いが発生することもありません。シスコ キャピタルは 100 ヵ国以上でサービスを利用できます。詳細はこちら
関連情報
詳細については、http://www.cisco.com/go/emailsecurity [英語] を参照してください。または、弊社のEメール セキュリティを無料で試用する3つの方法 [英語] を参照してください。
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