ライフスタイルで選ぼう!テレビと繋がる HDMI搭載アンプ
HDMIケーブルは音や映像のデータを伝送するだけでなく、音量や電源の操作情報まで1本で伝えます。そんな便利なHDMIを搭載したアンプを多数展開するのがデノン。用途に合わせてモデルが選べるのに加えて、音もすべてデノンのサウンドマスターがチューニング!なかでもVGPで特別賞を受賞した3モデルはお薦めです。
お薦めは「デノン」
サウンドマスターがつくる音が好評
デノンは高級Hi-Fiアンプからミニコンポまで、サウンドマスターの山内慎一氏がすべて音質をチューニングしています。「Vivid & Spacious」というサウンド哲学は、どのモデルも共通しており、安心して選ぶことができます。
[画像: デノンのサウンドマスター 山内慎一氏の写真]
HDMI搭載プリメインアンプ Denon DRA-900H
VGP 2024 企画賞
¥121,000 (税込)
セレクター機能付き!利便性と音を追求
VGP審査員 林 正儀
今冬デノンが投入するHDMI搭載アンプの中で、最も尖っているのが「DRA-900H」です。2chのプリメインアンプではまだまだ数が少ないHDMIセレクター機能付きなのが特長。それに加えて大型筐体を生かしたHi-Fi設計を採用した商品企画が評価されて「企画賞」が授与されました。設計面では特にパワーアンプのレイアウトにこだわっています。左右対称、L/Rを完全分離した独立設計で、これはAVアンプの2ch再生を凌駕する正確なステレオ再生を実現するために採用したものです。DACは高音質なダブルディファレンシャル回路で低歪みを実現するのも見逃せません。
音は定格出力100W+100Wらしい余裕の駆動力が持ち味です。クラシックやジャズ、ロックなどの音にも実在感があり、生々しい音のプレゼンスはまさにピュアオーディオアンプそのもの。映画を観てもハイクオリティな2chの音でテレビ画面と一体になった臨場感を味わえます。2chの再生品質ならDRA-900Hで決まりです。
こんなユーザーにお薦め!
ゲーム機など繋ぐ機器が多い人
3系統の8K対応を含むHDMI入力を6系統搭載しているため、セレクターとしても使えるのが特長です。レコーダーやゲーム機など、再生機を多く所有する方はDRA-900Hがお薦めです。
Hi-Fiの音がほしい人
大型サイズのメリットを活かして音質特化のカスタムパーツを搭載します。基板などの設計面でも万全なノイズ対策を施すなどHi-Fi品質のサウンドを求める方に。
機能・接続図
接続図: ゲーム機、レコーダー、STB、カメラ、PC、スマートフォンなどの機器をHDMI経由でDRA-900Hに接続し、DRA-900Hからテレビへ出力します。
[図: DRA-900Hの接続例を示すブロック図。様々なソース機器がHDMIでDRA-900Hに接続され、DRA-900Hからテレビへ出力される様子が描かれている。]
内部構造: 内部は「物理的に離す」設計思想に基づき、ノイズを発生させる電源部と、ノイズに敏感なアナログ部が分離されています。
[図: DRA-900Hの内部構造を示す画像。電源部とアナログ部が物理的に離されている様子が示されている。]
HDMI搭載ミニコンポ Denon RCD-N12
VGP 2024 リビングオーディオ大賞
VGP 2024 金賞 (ハイコンポ 10万円以上 25万円未満)
¥110,000 (税込)
最もコンパクトながら再生ソースは多彩!
VGP審査員 鴻池賢三
近年は映像配信サービスが人気で、テレビがソースとしての重要度を増しています。こうした流れからサウンドバーと並び、「HDMI搭載アンプ」も各社から登場。遂にミニコンポにHDMI端子を搭載した「RCD-N12」が登場しました。VGP2024ではリビングに設置して、CDやラジオ、音楽ストリーミングなどの多彩なソースを高品位で楽しめるコンセプトと性能が高く評価され、特別賞のひとつ「リビングオーディオ大賞」が授与されました。
実際に自宅のリビングで試用しましたが、使い勝手もクオリティも満足が行くもの。まず操作面が優秀です。従来のアナログ接続とは異なり、HDMI接続ならテレビと「RCD-N12」が操作連携し、ミニコンポがテレビの一部かのように操作が可能。音質面でも「RCD-N12」を加えると一気にHi-Fi水準に。サウンドバーよりも大型のスピーカーが選べ、キレがよく心地よいサウンドにより自宅時間のすべてを高音質で彩ることができます。
こんなユーザーにお薦め!
CD再生も楽しみたい人
RCD-N12はCD再生機能や音楽ストリーミング再生、ラジオ機能などを搭載するミニコンポ。コンパクトな本機1台で多彩な音楽再生を楽しみたい方にお薦めです。
TVの動画配信を中心に楽しむ人
ARCに対応したHDMI入力端子を1系統搭載します。そのため、テレビに内蔵するNetflixなどの動画サービスを手軽にいい音で楽しみたい人にお薦めです。
機能・接続図
接続端子: 本機背面には、HDMI ARC入力端子、USB端子、光デジタル入力端子、アナログ音声入力端子、スピーカー出力端子などが備わっています。
[図: RCD-N12の背面パネルを示す画像。HDMI ARC、USB、光デジタル、スピーカー端子などが確認できる。]
7.2chAVアンプ Denon AVR-X1800H
VGP 2024 特別大賞
VGP 2024 受賞 (AVアンプ 10万円以上 12.5万円未満)
¥110,000 (税込)
入門機の枠に収まらない精度の高いサラウンド
VGP審査員 大橋伸太郎
7chパワーアンプを内蔵する「AVR-X1800H」は、ドルビーアトモス、DTS:Xの再生に対応するAVアンプです。動画配信や新世代ゲームを楽しむのに嬉しい8K/60Hz、4K/120Hzに対応するほか、eARC対応などテレビとの高い親和性が特長。ただそうした機能面以上に山内氏によるエントリー機の枠に収まらないサウンドチューニングが魅力です。
『TAR』(ドルビーアトモス)は精緻なサウンドデザインが出色の映画。本機で再生するとチャイムやメトロノーム、女性の悲鳴など、主人公の内圧を高めていく現実とも幻聴ともつかぬノイズが不意をつくように音場のそこかしこに出現。これは本機のDSPが正確に動作する証左です。ピアノトリオの音楽ライブを聴くと定位の精度が高く楽音に曇りがなく音場が立体的です。CD音楽再生は、ステレオ構成のDRA-900Hと比較した場合、帯域と量感こそ一歩譲りますが、映像音響同様のS/Nに優れた歪みのないHi-Fi音質が楽しめます。
こんなユーザーにお薦め!
イマーシブを楽しみたい人
入門クラスながらディスクリートアンプにこだわる設計で音質を追求。ドルビーアトモスなどのイマーシブサウンドを、手軽でも本格的に楽しみたい方にお薦めです。
将来マルチにしたい人
今は賃貸住宅だからリアスピーカーは置けない、という方で将来マルチchへの発展を検討しているなら、2ch再生も優秀なAVR-X1800Hを買っておけば間違いありません。